【続いてる写経709日め】〜Homedoor代表の川口加奈さんの「流儀」
707日めで紹介した、ホームレス支援のNPO法人・Homedoor代表の川口加奈さんを追った『プロフェッショナル仕事の流儀』を観ました。
(テレビないからワンセグで)
14歳のとき、初めて炊き出しに参加して以来、人生の半分以上をホームレス支援の活動に捧げている川口さん。
わが子も一緒に見ていましたが、
「すっごい・・まだ31歳なんだよね?」
「結婚して、子どももいるの??」
「すっごい・・」
ほんと「すっごい・・」しか出てこないんですよ。
なのに、失礼ながら、ぱっと見、数々の社会貢献企画コンペを勝ち抜いたり、協力者を開拓するために企業を何百件も回ったり、ホームレスさんが働ける新規事業を創造したりする、バイタリティー溢れるというご様子ではないのです。
数ヶ月に渡る密着取材の中で、夜回りの様子や、相談者のインタビュー風景、仲間へのインタビュー、プライベートに至るまで、多方面から川口さんの様子が紹介されていましたけど、、
いつも、淡々としている。
路上で寝ているおじさんにも、相談にくる若者にも、フレンドリーに話しかけ、時にはユーモアも交えて会話するけれど、淡々としてる。
一定の距離感を保ちながら、相手を追い込もうとはせず、寄り添いながら、淡々と、本人が納得できる形の支援を提案していくのです。
常に淡々としているのは、目の前にある課題を冷静に見据え、常に次にやること/できること、をその場で冷静に考えていらっしゃるからなのでしょう。
そこが、川口さんの強みなんだろうな、と思いました。
「私、”無”なんですよ」、とご本人もおっしゃってましたが
かと言って、無欲でも無私ではないでしょう。
そんな人では社会を動かすことはできないと思います。
”欲”も”私”も、ひっくるめて自分の活動と人生がそこにあるのでは?
そのスケールの大きさに、家族みんなで圧倒され続けました。
こういう若い人がいるならば、日本の未来は明るい!
是非たくさんの人に、支援仲間になってもらいたいです。
余談ながら、ご本人はお笑いが好きなんだそうで、昨年末の取材時「今度のM-1グランプリ誰が優勝しそうか?」と聞かれ、川口さん「錦鯉」と答えてたのですよ。(M-1放送前のコメントです)
お笑いの方の、先見性もあるんですねえ。。