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【続いてる写経 782日め】〜早起きは三文の徳以上
善光寺様で365日毎日行われているお朝事に参加すべく、近所の宿坊に宿泊し、朝3時起きで、4時に集合。眠い・・・。
何故か部屋が暑くて、なかなか寝付けなかったのです、、。
宿坊宿泊、色々修行モードです。
夜明けの善光寺様は静かです。
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5時半に始まるお朝事ですが、内陣での場所取りのため、早めに堂内に入り、そこで1時間待つのでした。
基本的には善光寺様は宗派問わないそうですが、お勤めしているのは天台宗と浄土宗。
まずは天台宗からのお勤め。
声明で厳かに始まり、だんだんと読経の声が高まっていきます。
クライマックスで、緞帳、次に厨子が開けられ、特別ご開帳の「前立一光三尊阿弥陀如来像」が、ババーン❗️、とお姿が現れる趣向でございました‼️
おお〜っと驚きの声が漏れるような演出でした。
ちなみに最後のほうの般若心経はこれまで聞いたことない高速でした。一緒に唱えられなかったですからね。。
次の浄土宗のほうは、ソプラノボイスが混じり、少年か、誰かカストラートみたいな人がいるのかとビックリしました。
その声の主は尼僧だったのです。
低音の声に高音が混じると、より天高く昇っていくような空気感がありました。
それこそウィーン少年合唱団のような、天使的なトーンです。
古くから女性が制限なく拝めるお寺であった善光寺様らしい読経でございました。
長時間待ったけど、その甲斐があるお朝時です。
さらに内陣の奥、内々陣でのご祈願も受けたので、阿弥陀如来様もより近くで拝むことができました。
絶対秘仏である御本尊に代わりの分身仏とはいえ、鎌倉時代から拝まれてきた仏様。長年大切にされてきたありがたい仏様の姿に感激いたしました。
早起きは辛かったけど、満足感でいっぱい。
でもお腹はへった。。
朝食をとるために宿坊に戻り、9時過ぎに再度集合して、他の見どころへ行きました。
山門に登ると、回向柱の待ち行列は、ほぼ仁王門まで伸びておりました。
しかも晴天でかなりの暑さ。待っている人たち、大丈夫かしら?
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経蔵で八角形の輪蔵を回し、御印文頂戴(ごいんぶんちょうだい)も授かることができました。
これは通常は1月7日から15日まで限定なのだそうですが、御開帳期間中は毎日授かれるのだそう。
ご宝印を僧侶から頭に押し当ててもらうと、極楽往生が約束されるのだそうです。
初めての体験でしたが、うえからガシっと押してもらった宝印、かなり重かったです。ありがたや。
しかしながら、有名なお戒壇巡りだけはすでに90分待ちで、さすがに残りの時間なく、諦めざるをえませんでした。
それでも初めての善光寺様御開帳体験、藤本先生の素晴らしい講義で学んだのもあり、背景をよく理解できたので、大満足です。
あと、今回アートスコープを忘れなかった自分エライ。
目が悪いワタシには、ご参拝必須アイテムとなりました。