【続いてる写経 588 日め】 〜『阿・吽』ご当地ツアー その2 大黒様のご縁日
比叡山の麓、日吉大社様はちょっとしたアップダウンもあり広かった、、。
今回は日吉大社様を最澄さんが、比叡山と天台宗の守護神として崇敬したと聞いていたので、最初にまずご挨拶と思って立ち寄ったのです。
が、「全国におよそ3800社ある日吉・日枝・山王神社の総本宮」なのだそうで、はからずも大黒社、恵比寿社に続く、総本宮様へのお参りとなりました。
もともとの神様を守護神とした点においては、高野山における丹生都比売神社もそうですね。仏教が日本に根付いたのは、こうした古くからの神様へのリスペクトあってこそなのだと再確認しました。
日吉大社様にはなんと神猿様もいらっしゃる。神様なのに、なぜ檻に?という疑問はさておいて。。
30分に1本の坂本ケーブルの時間に合わせるため、急足の参拝でありましたが、とてもいい神社様でございました。結婚式挙げられており、めでたし。
坂下ケーブルカーにのると「戦国BASARA」とのコラボレーション企画で、車体ラッピングされていました。内装も戦国武将でお出迎え。
これを目的に乗車されている人も結構いた模様。
見なかったけど比叡山焼き討ちした信長もいるんだろうか。。懐深いね。
坂本ケーブルは日本一長いケーブルカーだそうで、眼下に広がる琵琶湖が綺麗です。やはり坂本から登って来て良かったなあと思いました。
ケーブルカー駅から10分弱、いよいよ比叡山・延暦寺!だったのですが、残念ながら根本中堂は改修中。平成28年から10年かけて、なので、完成は2026年、、。当分その姿は見られませんね
中の修理の様子
それでも1200年間続く「不滅の法灯」はちゃんと灯っていました。これを拝めれば良しでございます。
あとは比叡山に写経の納経だ!大講堂など主なお堂で納経ができるようになっていたのですが、大黒様をお祀りした大黒堂があった!HPの記述によると、「伝教大師最澄が比叡山へ登った折、この地において大黒天を感見したところであり、日本の大黒天信仰の発祥の地と言われています」。
そして、お祀りされている三面大黒天様は最澄さん作らしいです。
あらまあビックリ!ここまでは全く調べてなかった〜。
しかもこの日は、大黒様のご縁日だったのでした。まさにご縁です。
出雲様詣での後で、別系統の大黒様信仰発祥の地にも来られてしまいました。最澄さんと大黒様、なんとも不思議な組み合わせ、に思えました。
とりあえずやりたいことは叶ったので、あとをどうしようか?
大黒堂の納経時、係の方にお尋ねし特別公開中の場所は見るべきかを伺ったところ、「戒壇院は僧侶でも一生に一度入れるか入れないかの場所」だそうで、「絶対行かれた方がいい」とのこと。
さすがにお腹が空いたので、延暦寺そばをいただき、
さらに、延暦寺会館のカフェでの梵字ラテ(写真は阿弥陀如来様です)をいただきました。このカフェれいほうからの風景は絶景でした。琵琶湖の竹生島とかも見られました。
このあと、ラストスパートでございます。続く