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【続いてる写経 1585日め】その日の傾向は、どの”暦本”を選ぶかで決まる

日々の行動に、”古暦”の知恵を生かすため、”古暦”の傾向を読み解く練習をしてます。

ワタシの場合、高野山の参与会の”檀信徒手帳”に掲載されている2つ、
十二直
 北斗七星の柄杓の柄部分にあたる3つの星の方位で吉凶をみるもの

二十八宿
地球から見た太陽の道筋である黄道を二十八等分し、その各々を宿と呼び星座名をつけ、一日に一宿ずつ割り当て、吉凶を見るもの

この組み合わせで日々の傾向を見ています。

例えば、2024年8月8日は、”檀信徒手帳”の暦では
十二直:成(なる)・・吉凶相反
二十八宿:翼(よく)
・・商業、種時、婚姻、普請(土木工事)等皆吉。
  旅行、博戯(賭け事)凶。

一方、一般的に流布されている古暦では2024年8月8日は、
十二直は成(なる)で同じ。

しかし、
ニ十八宿は、奎(けい)・・諸事進みて吉。

うーん、こっちでは旅行もバクチもOKなんだなあ…。

つまるところ、複数の暦本を比べると、

暦本によって、計算式が異なるため、出てくる宿も違う。

また、暦本によってそれぞれの宿の吉凶の判断も異なる

見る暦によって日々の傾向が違う可能性が多いにある

実際付き合わせてみると、ちょっと違ったわけで、その差分に戸惑います。

この混乱を避けるためには、一つの暦に絞り込んで傾向を見ていくほうが良いとわかりました。

ワタシの場合は、高野山”檀信徒手帳”の暦を使うと決めたので、そっちで見ていきます。

というのも、

二十八宿の事は宿曜経と大日経以外に根拠はないのだから、他の色々な説に惑わされてはならない。ただ経説より一千数百年たっているので、本手帳の二十八宿は今日の天体によって訂正配当している

令和六年「高野山檀信徒手帳」p55より

めちゃくちゃ自信をもって、断言されているからです。

「大日経」というのは真言宗で用いられている根本経典の一つ。
そこに二十八宿の根拠があるというのならば、それ信じるのが早いかなと思った次第。

書いてある部分、読んでみたいなあ。

と、こうした各々の暦の根拠まで遡っていたらキリもないので、
とりあえず浮気せず、淡々とみていこうと思います。







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