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【続いてる写経 1449日め】奥大和の旅、玉置神社様へ
奥大和秘境神社ツアー2日め。
朝7時にホテルを出て、向かった場所はこのツアーの目玉、玉置神社様。
お天気は龍神様が愛でてくれてるのか、雨もしくは曇天。
和歌山県の橋本から、幹線道路から細めの山道を2時間以上…。
十津川村(経由地)
秘境の日本最大の村、十津川村に突入。
曇天でも、十津川村のダム湖の水は、美しかった。
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例えるならこの色は、、
浅田飴⁉️
・・昭和な連想でしたけど、うそのように綺麗なグリーンの湖でした。
絶対また来よう…。晴れた姿を見に。
十津川村のシンボルは”谷瀬のつり橋”。
村人が当時、巨額の資金を出し合って作ったそう。
昭和29年(1954年)戦後の復興期のことじゃ。
谷瀬の人々らは川に丸木橋を架けて行き来しておったんじゃが、洪水のたびに流されとった。
そこで谷瀬集落の人々は1戸当たり20~30万円という、大金をだしあい当時としては思い切った800万円もの大つり橋を村の協力を得て完成させたんじゃのら。
当時の教員の初任給が7800円で米10キロが765円の時代じゃよ。
今のように物が豊かでなかった時代じゃが、
私財を投じた先人はお互いを助け合いとても心は豊かじゃった。
残念ながら渡る時間はないですが、心に残るエピソード。
しかも今は無料で通れる太っ腹。
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十津川村の休憩場所で、地元の人と話したところ、最盛期1万2千人の人口が、今は2,000人ほどとのこと。
過疎は進む…。
玉置神社
十津川村からさらに奥地に向かい、玉置山へ。
2車線ギリギリ、もしくは1車線の細い山道、なのに上からベンツやレクサスやBMWが降りてくる!!
伊勢神宮や、新屋山神社様などの神社は、高級車でやってくるお金持ち?に必ず出くわします。玉置神社様もやはりそういった方々がご参拝する場所というのがよくわかりました。
そして、ついに3時間近いドライブを経てたどり着いた玉置神社様。
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人を包み込むようでもあり、人を寄せ付けないようでもある。
厳かで静かな雰囲気。曇り空と霧が、幻想的な空気を際立たせます。
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苔生し、長いこと林立している杉たちには、御神木とつけられてなくとも手を合わせたくなります。
玉置神社本殿・摂社
標高1000M以上なのに、山道を上り下りしたためか、はたまたこの地のもつエネルギーのためか、体温ががっと上がった感じがして、汗が出てきました。
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ご祭神は、
国常立尊(くにとこたちのみこと)
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
伊弉冊尊(いざなみのみこと)
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
神日本磐余彦尊(かむやまといわれひこのみこと)→神武天皇のこと
国常立尊はこの世ができた時(天地開闢)の際に現れた天神7代のうち1柱の神様。そして伊弉諾尊、伊弉冊尊、天照大御神・・。
今年に入って、伊勢神宮、伊弉諾神宮をお参りした後にここに来れたのは、素晴らしい偶然。
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こうなると堂々と「呼ばれた」と言ってよさそうですね。
ここに来られた嬉しさとありがたさが溢れてきました。
大祓祝詞をあげると、さらに体温が上がった感じ。
神代杉と夫婦杉
樹齢3000年を超えるという神代杉、そして夫婦杉は本殿の裏側。
ほえ〜すごい〜、3000年って、壮大すぎてわからん…。
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さらにわからんのは、夫婦杉。どうやってできたのコレ?
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これぞ真の夫婦杉でしょ、だってデコとボコあるもん!!
ついでに間にいるのはおくるみに包まれた赤ちゃんに見えるし…。
夫婦杉って、根元が繋がっているだけでは、そうつけてはダメな気がしてきた…。
授与品とご奉賛御礼
というわけで、ご参拝記念として五十鈴(あまりにも音色が清らかだったのでつい・・)、悪魔除けのお札を授かりました。
さらに修復の奉賛も心ばかり。
ご奉賛のお礼は、タオルとクリアファイルでした。
玉石社
玉置神社の基となったのが、この玉石社らしく、空海さんも宝珠を鎮めたという伝説あるそうです。
大峯修験道では、玉石社を聖地と崇め、本殿に先んじて礼拝するのが習わしだそう。
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聖地と言われるだけに、なにか本殿とは違う結界というかピリピリした感じがします。
空海さん、何埋めたんだろう?
ちなみにこの玉石社までの道のりは険しいと添乗員さんがおっしゃっていたのですが、全然、楽勝でありました。
なぜならば、昨年登った大山阿夫利神社のほうがよっぽどキツかったからです。
たまに負荷かけておくと、後々楽なこともありますね。
玉置山山頂
玉石社から5分ほど登って、途中あぶなげな箇所があったものの、こちらも難なく登頂。
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でも…何も見えない。
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いや、心の目で見るのだ。とか負け惜しみを考えながらも、誰もいなかったので(ツアー参加者内でしんがりだった)、大声で般若心経とか唱えてみました。
気分良かったです。雲海の上だから。
長くなったので、続く。