【続いてる写経 991日め】〜”予祝”は案外難しい
冬至の日、暦の上でも転換点。そして、学校の2学期も終了間近。
いよいよ受験生の本番が近づいて参りました。
夫が不在なのもあり、気分転換も兼ねて、やってみたかったことにトライ。それは西荻窪・SETOさんの”焼鳥丼”を一人で平らげること。
この焼鳥丼、そぼろ、つくね、ねぎま、鶏皮、レバー、胸肉が丼にずらりと並び、ネギ、細切りの海苔と味玉が乗っていて絶品なのです。
平日の夜限定で、焼鳥丼セットと親子丼セット、唐揚定食があるので、いつもはシェアして食べる焼鳥丼を、独り占めする。
これが密かな野望でした。
わが子も「一回一人で全部食べてみたい」と言っていたのもあり、景気付けに一人ひとつ、丼ものを平らげに行きました。
SETOさんと言えば、唐揚げが絶品。胸肉使用のためあっさり系なので、これが食べ出したら止まらない感じ。
この日も丼ものを食べるのに、「唐揚げも食べたい」ということで、前菜は唐揚げ、メインは丼ものに。
店員さんが少々心配するも、唐揚げを二人であっという間に平らげ、わが子は親子丼、ワタシは焼鳥丼を注文。
中学生の食欲は恐るべし。親子丼も結構瞬殺でした。
夢中で食事する中、
「受験終わったら、何が食べたい?」と尋ねてみました。きっとここの唐揚げを山ほど食べたいと言うのでは?と期待したら、
「そんなこと、今は考えられない…」となんとも素気ない返事が。
「合格した後のことイメージして、頑張るといいらしいよ」とか、「合格の前祝いしたほうがいいらしいよ」と語ると、
「そういうの、今、無理。ウザいんだけど…」と返されてしまいました。
確かに親としてはデリカシーが足りなかったと反省。
この年齢で”イメージトレーニング”は、まだ難しい?
というよりも、合格した時のことを考えると、逆にそうでなかった時のことも考えてしまうからなのでしょう。と、昔の自分のことを思い出しました。
”陽”があるということは、”陰”もあるわけです。
デリケートな受験生の心理として、願いが叶わなかった時のダメージを軽減するために、強く願うことはしないのもあるでしょう。
性格にもよると思いますけど、案外”予祝”のマインドセットは難しいことに気づきました。
結局、成功体験を積むための、最初の試練とも言える高校受験なので、
「どれだけ何をやったら上手くいくのか」。
自分なりに心構えしていくしかないのでした。
大丈夫、今日から「一陽来復」なのだ。
今までの陰の努力に、陽が当たるときがやってくる。
自分を信じて、勝負の日を迎えられるよう、ひたすら”今やれること”をやってくれたまえ。
”神頼み”や”予祝”は、親が引き受けたからね。
実はこの日の「丼もの一人で全部食べる」も。すでに”予祝”メニュー。
ちょっと大人には最初の唐揚げは…多かったかも。