香港でカレーを巡る旅(3)
雷猴! カリー大福です。
さて、先日の記事では香港で現地の人が作るカレーってあるのだろうか、と探した結果、たまたま帰り道に地元の人に愛されるカレー屋さんを見つけて思わず興奮してしまった話でした。
そしてもうひとつ、自分の中で探したかったのが、じゃあいわゆるスパイスを購入できるお店が香港にもあるのか? というところから今回の検証が始まりました。
で、たまたま出張帰りに飛行機が飛ぶまで時間があったため、まずはGoogle先生にスパイス専門店がないのか地図上で調べていただきました。
結果、見つかったのが上環にある『源興香料公司』というお店です。上環といえばビジネス地区としても知られ、レトロからモダンな雰囲気まで一緒くたに感じられる地域でもあります。
その地域にあるキャットストリートという場所は、昔盗品市場とも知られており、今ではアンティークなものを見つける場所としても有名です。
実際足を運んでみるとなかなかに坂が多い。この日午前中に上環付近をキャリーケース持ってごとごとしているうちに、すっかり汗だくになりました。
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その一角に、源興香料公司はありました。看板からして、すでにレトロな雰囲気が私の好みのドンピシャ。余談ですけど、香港の看板が好きすぎて。昭和レトロ何雰囲気が良いのです。
ちなみにこのお店、朝9時からやっているのでお散歩がてら寄るにもよさそうです。近くにキャットストリートがあるからなのか、お店の前には猫が気持ちよさそうにうたた寝していました。
お店自体はこぢんまりとしていながらも、所狭しとスパイスが並んでおりました。日本ではシナモンとして馴染みのある桂皮、クローブとして知られる丁香、中華によく使われる八角。全体的に黒っぽい雰囲気ではありますが、スパイス好きからしたらたまらないです。
が、どれを買えばいいのか正直わからない。どれも日本で買おうと思えば買える、そして香港は元々物価が高い。というところで無難にカレー粉ありますか? とお店の人に聞いたところ出てきました。
その名も、「特級咖喱粉」です。特級という言葉がまた、極上品っぽくていいですね。ラベルに印字されている牛のイラストがまた良い! 48香港ドル、日本円にして1,000円暗いと少しお高めではありましたが、目的の品をゲットできて、個人的には大満足。
まだ実際にこのカレー粉を使用してカレーを作ってはいないのですが、パッケージの香りだけを嗅ぐと、少し八角などの香りが強いような気がします。こうしたところにも、香港ならではの特徴があって面白いです。
というわけで今回は、香港で見つけたスパイス屋さんについて紹介をさせていただきました。皆さんも香港に行く際にはぜひ見つけてみてください。
そして私はというと、この後ノロノロ台風網を潜り抜けて無事日本に帰ることができました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
それではフィルミレンゲ!(またお会いしましょう)