【白井未衣子とロボットの日常】8・業火の日《12》 1 カレーポーク 2023年9月3日 12:36 ※予告なく変更のおそれがあります。※設定上、残酷な描写があります。『大丈夫か、お前達。』「王子、サレンさん。」『雑魚は片付いたわ。あとはマルロ本人だけよ。』サレンさんは自身ありげに言った。マルロの仲間って、数が多かったと思うけどなぁ。『[スイルシルバー]は私達の弓矢で大爆発したわ。汎用船程度じゃ、簡単に潰せるわ。』ヒスロ戦だったかな。あの時の【ホーンフレア5th】は凄かったな。ジャンプを駆使した槍攻撃ももちろん。【ホーンフレア5th】が駆けつけてくれて、私達は安心した。『マルロ・ヒーストンは仕留めたか?』『おそらく、もう一度這い上がるとは想定してます。』和希兄ちゃんが答えた。『不安だが…お前達の作戦にどうこう言わん。思い切ってやれ。』『アイツを逃したら地球の終わりだと、覚悟したらいいんだな。』『その通りだ。支援が必要なら行動するが、どうする?』「そうですね…ん?」私は仮想空間が解除された北極を見た。マルロをぶつけた衝撃で割れた氷があった。氷は粉々になり、海中への入口ができた。氷の割れ目は時に、海中からの出口にもなる。実際、【チタン・キュレン】がザバーンと波が広がるように、勢いよく這い上がってきたからだ。『ククク、よくも俺をかき回してくれたな。その両目を二度と開けられないようにしてやるよ、クソガキ共。』『マルロ!』「大丈夫です。もう講じてありますから。」【パスティーユ・フラワー】は【ホーンフレア5th】の腕を掴んだ。王子達には回線で漏れる恐れがあったので、[ラストコア]のAI達と共に他の敵の相手を頼んでもらっていた。だから、これから起こす私達の一手を知らなかった。『人工物で誤魔化して、俺の心を蝕もうとした。だがもうこれで、俺は怯える必要がない!なぜなら、真下の北極海は俺の味方だからだ!俺は無敵だ!来るなら…ん?』【チタン・キュレン】は北極の上空に止まっていた状態だった。マルロは口上を垂れているうちに、周りの異変に気づいた。『何だ?全身に熱を感じる…!』マルロがこぼした一言。そうだよ。だってちょうどあなたのいる地点の四方から、炎が発射されているから。キョロキョロ辺りを見渡すマルロだから、炎を識別した時回避行動をとった。『下だと落ちてくるだろう…上だ!』【チタン・キュレン】は上昇した。残念。火炎放射器は4台だけではないわ。あっさりと【チタン・キュレン】の頭部は焼かれた。1発目の台の上に滞空している火炎放射器によって。『ああああああ!?』とうとうマルロが悲鳴をあげた。頭部を焼いた炎は瞬く間に全身へと燃え移った。HRは耐熱性抜群のはずだけどなぁ。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #つぶやき #妄想 #まとめ #創作1 #ミコロボ 1