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【虚構のアイランド】2・セカンドコンタクト《11》
※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。
むしろ優しい眼差しで見守っていた。
パイロット業務で怒声を浴びる事に慣れていた私は、逆にいたたまれなくなってしまった。
コンサートの演目は終了した。
でも、私達は中展示場を出なかった。
[5秒前]のファン達にとって、お楽しみ企画があったからだ。
その名も交流会。
アイドルとファン達が間近で対面するイベントである。
私も朋美に連れられて、交流会の列に並んだ。
交流会は中展示場内の別のホールで開かれた。
コンサートを開催した会場に比べて、面積は狭かった。
それでも多くのファンが押し寄せていて、ホール内はすし詰め状態だった。
応援と感謝の挨拶を交わすレベルで済むので、順番はすぐに回ってきた。
朋美の後ろに並んだ私だが、交流会でのトラブルの為の対処はなされていた。
主だったのは、アイドル達の前に設置された、分厚くて巨大なアクリル板だ。
アイドル達の顔の部分の高さに、丸い穴の集まりが円を形成する様に開けられている。
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明日もお楽しみに!