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【虚構のアイランド】短編2・ミュージックメモリー《6》

※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。

あ、待てよ?
店主が突然、首を傾げた。

「嬢ちゃんは音楽のトレンドに詳しい方かい?」
私に質問してきた。
私はいいえと言って、首を横に振った。
嘘をついたところで、アーティストの1人や2人が出てこないのなら、速攻でバレてしまう。

「そうか。だったら、嬢ちゃんがより共感できそうな女性デュオを紹介するよ?」
「女性デュオ?」
「女性2人組で活動していたアーティストさ。」
『デュオ』の意味は知っていた。
だけど、なぜ彼女達を選ぶのだろう?

私は疑問を感じたが、その答えはすぐに訪れた。

店主は再度ジュークボックスのボタンとつまみを操作した。
この作業をするだけで、曲がガラリと変わった。

ジャズピアノも魅力的ではあったが、今の曲のピアノの音色も、心地よかった。
それだけじゃない。
1本ずつ弾いて音を出しているギターと、優しく落ち着いた2人の女性の歌声も、綺麗なハーモニーを奏でていた。

長編は、下記のサイトでつぶやき形式で公開中!

明日もお楽しみに!

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