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【虚構のアイランド】2・セカンドコンタクト《2》

※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。

司令室での報告が終わると、総指揮官の《解散》命令で各自散らばっていた。

私も借りている[サウス・エリア]の居住区に戻ろうとすると、朋美に呼ばれた。
朋美は私の友人で、[サウザンズ]の専属オペレーターである。
元は正規軍の人間だったが、引き抜かれて今は専属となった。
女性だと柔らかい印象になるからだろうか。

「燃華(もえか)、今時間は大丈夫?」
燃華とは私の名前だ。
正式名称は、創竜燃華(そうりゅうもえか)と言う。
昔の日本人名のような名前の付けられ方だが、あまりこんな姓名は聞いた事がないとも言われた。

「構わないよ。今は暇。」
「そっか、なら今から私の部屋に来てくれる?」
「え?食堂とかじゃ、ダメなの?」

私は朋美に聞いた。
朋美の部屋はプライベート空間。
誰かに聞かれてはいけない秘密を明かすつもりなのかと疑ってしまったから。

「渡したい物があってね。部屋の棚に仕舞っているの。」
「そうなんだ。わかった、一緒に行こう。」

ひとまず理由を聞いた私は納得して、朋美に同行した。

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明日もお楽しみに!

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