【去るもの追わず】僕がドラクエから学んだ大切なこと
スタタタタタッ…。はぐれメタルが逃げさった効果音は、少年時代から僕の強烈なトラウマになっている。何度頭を抱えたことだろう。何度台パンしたことだろう。この気持ちに共感できる人はおそらく友達になれるだろう。何か大きな可能性を逃したという後悔は、ゲームであれ、現実世界であれ、酷く悲しいものである。でも、本当に??最近になって、その懐かしい後悔に違和感を感じ、その中から学びを抽出したので、今日はそれについて語ります。
それって本当に後悔?
はぐれメタルが逃げ去った時、後悔し、台パンするのはなぜだろう?それは、本来であれば手に入るはずだった莫大な経験値が水の泡になった気持ちになるからだろう。でも本当に?よくよく考えたら、それは後悔ではないんじゃないか?僕はそう思う。もともと逃げる可能性が高いことは知っているはずだし、だからこその高い経験値が設定されてるわけである。シンプルに考えたら理解はできるが、ゲーム中の少年は興奮しいて、そんなに冷静ではなかったのである。大人になった今だからこそ、冷静になってゲームから学びを得るのも面白い。まずは、その後悔が努力や工夫でどうにかなる問題だったのか?を考える必要がある。
コントロールできるか・できないか
後悔した時には、まず過程を振り返って、コントロールできたのか?できなかったのか?で、分けるべきだと僕は考えている。自分の選択や行動で、どうしようもなかったことに対して、時間を費やすのは時間の無駄である。反対に、どうにかできた、ならば原因を突き詰め、次に活かせばいいのである。自分が自分の中で、最善を尽くせたかどうか。そこに集中する。それが大切である。はぐれメタルに逃げられた時に、ブーメランを持たせたし、魔神斬りを選択したし、石ころを投げたし、そんな中で逃げられたのなら仕方ないのである。
去るもの追わず
はぐれメタルが去っても、追ってはいけない。後悔してはいけない。する必要がない。この記事の結論はシンプルにそういうことである。これは、現実の人間関係やその他の出来事にも応用できるはずだ。大きな可能性を逃してしまったと感じた。そんな時は、冷静に胸に手を当てよう。最善は尽くせたのか?コントロールできることだったのか?当たり前のことではあるが、一歩立ち止まって考えると次の道はみえてくる。僕はこの学びのおかけで、台パンをすることはなくなった。
ありがとうはぐれメタル、ありがとうその親族たち、ありがとうメタル狩り、何度も何度も、僕の前から逃げて逃げて逃げた君たちのおかげで、僕はまたひとつ大きくなれました。本当にありがとう。
ドラゴンクエストに幸あれ。