【進撃の巨人】最終巻を発売日の夜に半身浴しながら読んだ少年の話(汗と涙まじで止まらん)
2021/06/09。
進撃の巨人が遂に完結ということで、少年は身支度を整え本屋へ足を運んだ。
スタタタタタッ
レジには同じく「進撃の巨人34巻」を手に持った強者が5人ほど並んでいた。
彼らを見て…
『おそらく2年前の地獄を見てきた者達だ。面構えが違う』
と、心の中でつぶやいたのはここだけの秘密だ。
名台詞さながらの、覇気ある読者たちには、たしかに進撃の巨人のエネルギー・エッセンスを勝手に感じた。
高校生から読んできた大好きな名作が終わりを告げたことは、寂しい。
しかし、いつか終わるからこそ、その物語は儚く美しい。そう思う。
まずは、諫山創先生、並びに関係者の皆様、本当に素敵な作品をありがとうございました。
ここからは進撃の巨人の魅力について少しお話しします。ネタバレは無しで、誰にでもおすすめ・共有できるような記事を目指します。(だからこそ抽象的になります)
進撃の巨人の何が魅力的かって、まぁ全てなんですけど、とにかく個性的すぎますよね。個性的という言葉で片付けたくもないですが強いて3つあげるなら…
①個性的なキャラクター
②個性的な世界観
③個性的な作者
でしょうか。
①個性的なキャラクター
とにかくキャラクターが個性的です。
その中でもキャラクターを表現するための描写や手法が素晴らしいです。
例えば「フード理論」といった食べ物への向き合い方などの細かい部分まで、キャラクターに落とし込んでいます。
ネタバレ無しのため、今回は具体的なキャラクターについて語ることは辞めておきます。。。
以下、記事になります。
②個性的な世界観
進撃の巨人というタイトルですから、もちろん巨人が出てくるのでファンタジーになります。
種類的にはダークファンタジー?になるのかな。
しかし!!
ファンタジーは巨人などの一部の設定であり、人間の内面感情・描写、はとてつもなくリアリティがあり、一つの言動や仕草や視線でさえも、意味が込められています。
なんど予想を裏切られたことか。。
人間の普遍的な部分も描かれていて、歴史・差別・争い・信仰など、哲学ちっくな内容も散見されます。
そこから学ぶこともたくさんあり、ここの濃度と角度の鋭さが、他の作品よりも芸術度が高く感じる理由なのかなと思います。
そして、進撃の巨人のモデルと言われている街は、ネルトリンゲンと言われています。
南ドイツのロマンチック街道の中間地に位置していて、1500年前に隕石が落下し、そこにできたクレーターが盆地となって形成された街です。
中世の街並みがそのまま残っており、美しい街並みは、まるで童話の世界のようです。
モデルのチョイスもまた世界観に影響を及ぼしていますね。
③個性的な作者
作者は、ご存知の通り、諫山創先生です。
なぜ個性的なのか?
それはこの質問の回答から滲み出ています。
僕のコメントは必要ありませんね。
はい。笑
「どうかしてる」を作品に、愚直に詰め込んでいる作者。
個性的な名作が生まれるはずです。リスペクト。
本当は具体的に語りたかったですが、今回はシンプルにこんな感じで。
本当に素晴らしい作品でした。
皆さんも是非、進撃の巨人読んでみて下さい🤲
【作者】
諫山 創(いさやま はじめ、1986年8月29日 - )は、日本の漫画家。大分県日田市(旧大山町)出身。大分県立日田林工高等学校、専門学校九州デザイナー学院マンガ学科出身。