見出し画像

コーヒーは身体に悪いのか?良いのか?

カフェブームによりコーヒー漬けの人がいます。コーヒーを飲むことで胃腸を痛め『もう二度と飲まない』と決断している人もいます。

昔は飲めなかったのに今は好きという人もいれば、昔は飲めたのに今は飲めないという人もいます。

そんなコーヒーのことを書いていこうと思います。



身体にとって良い悪いの基準

あなたにとって良い悪いってどういう捉え方をしますか?

なぜか、学校教育の弊害なのですが、悪いものは悪い。良いものは良いと判断しがちです。

けれど、平和そのものの今の時代人殺しは悪いことと考えますが、戦時中や戦国時代であれば、ヒーローになってしまう可能性があります。

身近な存在としては食事や薬があります。温めたい場合には、温める食材を選び、冷やしたい場合には、冷たい食材を選びます。

高血圧になれば降圧剤で下げますが、低血圧の場合に同じ降圧剤を使うことはしません。

大事なことは、降圧剤が良い悪いではなく、『今どういう状況なのか?』そのポイントがずれていなければ、悪い状態で使うこともなくなると思います。

その勘違いが多いのがこちらです。


コーヒーは身体に悪い?

胃潰瘍や咳を作る元になり不眠症にもなる飲み物の代表です。

コーヒーは交感神経を高める作用があるので、胃酸を大量に出します。

胃酸が大量に出るということは食欲がわくということになりますが、食べていい時間帯と食べてはいけない時間帯があります。

胃が停滞しているときにコーヒーを飲めば、活性化して食事を取ることができるようになったりしますが、胃が活動的な時にコーヒーを飲めば、ますます活動してしまうので寝る前に飲んでしまうと不眠症になります。

コーヒーが救ってくれる?

コーヒーは身体に悪そうだから止めておこうと考える人がいますが、コーヒーの作用は

・血管を細める
・血流を高める
・活性化させる

代表的なところでこのような作用があります。

現時点で血管が細い状態でコーヒーを飲めば咳を良くすることになります。コーヒーの飲み過ぎて良く起こる現象です。

しかし、熱中症のように熱が体内にこもっていると血管が太くなります。そのような時にコーヒーを飲めば速やかに血管が細くなり、熱中症から救ってくれます。


熱中症の経験者だからこそ気づけた事実

私は20歳の時大学で熱中症から熱けいれんに移行し、救急搬送された経験があります。

救急隊員曰く『あと一歩到着が遅れていたら確実に死んでいた』と言っていたので、それほど危険な状態だったのでしょう。

当の本人である私はほとんど意識がない状態だったのであまり詳しく覚えていないのです。

常識的に医師から『もう大丈夫ですよ』といわれると治った気になるのが普通です。

ところが、私が運ばれた理由は死ぬか生きるかの瀬戸際です。そんな状態で医師の口から出てくる大丈夫はもう命の危険はないということだけで完治ではないのです。

その結果、数年間は、太陽にあたることができないほど身体が衰弱していました。

そんな私を救ってくれたのが【コーヒー】です。先にも話しましたが、熱中症の体内では血管が拡張しています。

そこでコーヒーを飲むことにより、血管を細くする力が働き、熱中症の危険性がなくなるわけです。

そういう働きを知ると、飲食によって体調をコントロールすることができるということ。


体調を変える食材は腸の機能がすべて

いくら食材の作用を知って、体調をコントロールする手段を手に入れても一向に効果を得られないことがあります。

それは薬でも同じ、健康食品やサプリメントでも同じことが言えます。あくまでも作用は、吸収されて効果を発揮するものです。

【吸収障害】というものがあります。【痩せの大食い】が定番の状態です。

これは腸の機能低下により起こることです。どうして機能低下が起きるのかというと

・食べすぎ
・運動不足
・宿便
・睡眠不足
・胃腸下垂
・腸周辺の悪性腫瘍

などが考えられます。


まとめ

コーヒーだけでなく飲食で体調を改善することは意外なほど簡単な方法です。

医食同源という言葉や薬膳という言葉があるように、私たちは飲食によって体調を良くも悪くもします。

ただし、食材の作用だけでなく腸の状態も含めてみていかないと空振りに終わることがあるのでご注意を。

いいなと思ったら応援しよう!