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やる人も観る人も盛り上がる、陸上競技の新しいカタチ、バーチャレを応援します!

3月頭の東京マラソンを最後に、「陸上競技を見る時間」が、まるっと消えてしまった今年の前半。陸上競技観戦を趣味に挙げ、陸上について書き綴りたいがためにマガジンまで作っている私にとって、「一体、何を励みに、日々過ごせばいいんだ!?」というレベルの喪失感でした。

とはいえ、私は陸上競技をする当事者ではありません。当事者ではないのに、陸上競技を見られない寂しさを漏らすのも…という気もして、やるせない気持ちは家族にぼやくくらいに留めていました。そんな日々が続き、ようやく選手たちの活動する姿が見られるようになってきた先月に、全く新しい形での陸上競技大会への挑戦というニュースがありました。

それが、バーチャレ(バーチャル・ディスタンス・チャレンジ)です。

バーチャレとは、すべての中学生・高校生のための陸上大会です。新型コロナウィルスの影響で目標や檜舞台を失った選手、それを支えてきたマネージャーやコーチ、そしてその成長を応援し続けてきたご家族、関係者及び陸上ファン。すべてのひとたちが関われる大会をつくりたいという想いでバーチャレを企画しました。(公式HPより)

バーチャレは、その名の通り、バーチャルでの競技大会。各自が計測したタイムを専用Webサイトにアップロードし、そのタイムでランキングを競うというもの。また、走りの動画はYouTubeに投稿され、閲覧することができます。

バーチャレでは、タイムに加え、その走りを動画サイトに投稿します。記録だけでなく、チャレンジする選手のパフォーマンスや、声援を送る仲間たち、計測するマネージャーなど、そのすべてを残したい。(公式HPより)

この動画に残される記録は、選手の走りだけではありません。その走りに関わる人達の存在すべてが残される。「観る」立場で陸上競技を楽しんでいた陸上ファンにとっても最高だな!と感じたのが、この点でした。

陸上競技をどう観るか、は人それぞれですが、私の場合は、記録(やそれによる順位)はメインではありません。それよりも、その選手がその場に立つまでのストーリーや、目指している未来の姿の方にずっと心を惹かれます。そして、その視点で観る陸上競技では、仲間やマネージャー、ライバルなど、選手に関わる人々の存在がとても大きいものです。記録という点しか見えないバーチャル大会ではなく、選手と周りの人達すべてを残したいというバーチャレの思いに、とても共感しました。


バーチャレの主催は、ロンドンオリンピック男子800m代表で元日本記録保持者の横田真人さん。横田さん率いるTOWLAPS Track Clubのnoteに、バーチャレ開催への思いが綴られています。

私は(陸上ファンなので当然)横田さんをツイッターでフォローしていましたし、出演されている文化放送のPodcast "TrackTownJPN" のリスナーでもあるので、インターハイ・全中中止直後の横田さんのツイートや発言を見聞きしていました。

当時、いろんな方が、インターハイや全中に対する自分の思いや、中高生への様々なメッセージが飛び交う中、実際に自らが動くという発言。それも、「必ずやります」という強いメッセージ。純粋に、かっこいいなぁと思ったことを覚えています。

そして、その後のTrackTownJPNで、この「横田真人動きます」ツイートについて、他のメンバーと話をされている中で、「何ができるかわからないけれど、まずやるという宣言をしてしまおうと思って」というようなことをお話されていました。(根回ししてリスク減らしてから発言ではなく、やるという譲れないことを基準に、動かざるを得ない状況に追い込むスタンスがかっこいい!)


ここからスタートし、6月にバーチャレ開催が発表され、今月にはクラウドファンディングも始まりました。現在、第一目標金額である300万円は達成、でもバーチャレ開催にかかる費用、総額800万円までなんとしてもいってほしい!なぜなら、集まらなかったら横田さんの自腹、になってしまうので。


今回のバーチャレ開催という挑戦、陸上観戦者という立場からもとても魅力的な企画で、陸上の新しいカタチの一つとして、成功してほしいという気持ちでいっぱいです。そして、それに加えて、新しいカタチを作り上げるために、大きなリスクを取って動き、挑戦している人を応援したい。

クラウドファンディングでの応援はもちろん、ささやかかも知れないけれど、応援noteという形で、バーチャレを全力応援します!!


<おまけ>
以前こっそりnoteに書いたのですが、去年のGWに地元で開催された「横田コーチのかけっこ教室」に長男が参加し、横田コーチに教えてもらったというのが、私の密かな自慢です。今でも、横田さんが指導されている選手が記録を出すたびに、長男に「この選手のコーチは横田さんなんだよ」と話し、「すごいねぇ」「すごいねぇ」と二人で喜んでいます。そんなちょっとだけご縁のあった方が、こんなチャレンジしてると知ったら、ますます応援しちゃうというものです。


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