ブッダやキリストのように、
本物の指導者は、みんなが神の声が聞けるようになり、そして自らが神であることを思い出すように導く。
その指導者が肉体を離れると、弟子がその役割を引き継ぐわけだけど、弟子は半覚醒状態なので、これまで得てきた叡智も話すけど、エゴにも突き動かされる。
誰でも神の声が聞ける、とか、
みんな神様、とか
言葉では言うかもしれないけれど、それを望んでいないエゴがみんなの覚醒を妨げていることに本人も気づいてないかもしれない。
神の声を伝える者とそれに依存する人たち、で、だんだん宗教現象と、なっていく、、、
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私たち人間は、二つの世界を同時に認知している。
一つは、視覚と聴覚(一部)入力の大脳認知。
もう一つは、皮膚入力の脳幹認知の世界。
大脳認知の世界は、大脳にある過去のデータ(感情、観念、経験、知識)により解析されるので
歪められた認知であることがほとんど。
方や、脳幹認知の方は、ありのままの現実(自然に起こっていること)を捉えている。
「感じていること」、がありのままの現実。
多くの人は、大脳認知が作り上げた妄想だけを現実と認知していて、
脳幹認知の世界を無視している。
脳幹認知と大脳認知にズレがあると、それが軋轢となり神経に負荷をかける。
これが、心身の病理の原因になる。
被害妄想であれ、誇大妄想であれ、いずれにしても脳幹ですでに捉えているありのままの現実とは違うため、そのズレが神経に負荷をかける。
先ほどの宗教現象も同じである。
「私こそは選ばれし者だ」と思ってる人と、それを信じ、すがる人たち。
本物の指導者は、自律神経緊張が緩和されている。
それを見抜けないのは、自律神経緊張が共振してるから。
他にもある。
対象が人ではない宗教現象もある。
お金こそが全てを解決してくれる!
この健康食品がガンを治す!
この治療法が世界で唯一!
地球を救うには、この◯◯しかない!
権威やメディアのいうことは正しい!
彼が本物のメシア(救世主)だ!
と、雨後の筍のようにあちこちに偶像崇拝現象が生まれていく。
脳幹(カラダ)は知っている。
真実をすべて、知っている。
知識、などアタマの認知のみを信じて、
そことズレが生じていくほど、
自律神経がおかしくなっていく。
この前まで普通だった人が、
神経過活性になってるな〜と思ったら、だいたい何かにハマり込んでいる。
人も、モノも、お金も、
自分を救い、癒すために利用するのは全くいいのだけれど、
本当に自分を癒し、救い出すのは、おのれのカラダ(脳幹)しかない。
脳幹や神経を整えることの重要さをうたった治療法やグッズもあるけれど、それ自体に依存させてしまったら元も子もない。
脳幹認知と大脳認知の融合。
ただ、力を抜くだけ。
ただ、自然(宇宙)に委ねるだけ。
ただ、我を手放すだけ。
ただ、カラダの声に耳を傾けるだけ。
天真爛漫×客観性。
身口意一致が大事だよ。
そんなシンプルなことにいつまでも気づかないで過ごしてしまう。
神経とは、神の通る道!
神の通る道が阻害されるから問題が起こる。
そこを整えていくことで、私たちは神の声が聞けるようになるし、自らの神性さを取り戻すことができるのです。