「温もりは正義」
ふと、頭に温かい風があたると思った
暖かい匂いが鼻に入り、
腰に重さを感じ、背中から何かに押される感覚を感じて
目を開けた
私の目に入ったのは少し影が出来た肌色があって、少し息苦しさを感じた……そこからなのか、ほっとする匂いもする
息苦しさは嫌なものではなく、心地よい息苦しさであって
ハッキリと働かない頭で現在の自分状態を理解した私は
「このまま……一緒に起きるまで……」
と心で呟いて
温かさと匂いに触れたくて
側に傍によっていく
背中を押される力がまた強くなる、でもその強さがさらに安心感を呼び、甘い眠気を誘うのだ
意識が遠くなる