コミュニティの目的「自分らしさ追求!」の原点について(お陰様で㊗1/2周年!)
随分と間が空いてしまったNoteを久々に更新します!!Suzukaです。
前回は明けましておめでとうございますと書いていますが、 気づけばもう2021年ももうすぐ6月!
昨年末に立ち上げた「マルチ文化家族のためのコミュニティ」も お陰様で1/2周年記念㊗!!
今回は、改めてコミュニティの原点について書きます。
私達の「マルチカルチュラル・マルチリンガル」ゴール
ところで皆さんは、ご自身のご家庭で目指すべき「マルチカルチュラル・マルチリンガル」についてご家族でお話したことがありますか?
私達の現時点でのゴールは、「色んな文化をリスペクトした上で、多様なバックグラウンドを強みに、それぞれが自分らしさを追求していくこと」です。以前に、「私のマルチリンガル子育て観」を書いたときにも言及していますが、私達家族でのスタンスは、語学よりもまず、自分のルーツを誇りに思ってもらうことを優先したいと思っています。
これは、コミュニティのベースとなっている目的にも通じています。
海外在住のマルチ文化家族が、多様なバックグラウンドに誇りを持ち、
国籍を超えてアイデンティティを形成することができる環境を作ります。 これによりマルチ文化家族のそれぞれが、カルチャリンガルとして高めあい、グローバル市民として国境を越えた活躍ができる文化を構築していきます。
毎回の指導案やイベントを企画するときも、このコミュニティの目的に立ち返ることはよくあるのですが、
そもそもどうして、このコミュニティを立ち上げるに至ったのか?について最近聞かれることがあり、改めてこのコミュニティの原点について考えていました。
私が次世代に伝えたいこと
よく「言語はコミュニケーションのツール」なんて言われますが、それを体感したのが高校時代。高校2年生のときの英語の先生が、元フライトアテンダントで、これまでのいわゆる暗記型の英語授業とは異なっていました。 たくさんの海外経験を授業の中でもお話してくれたことはもちろんですが、一貫して「伝える」ための英語を指導していらっしゃいました。
それが当時の私にはとても新鮮で、自然と「グローバルに働く」経験を持って、次世代を育てるという職業に興味を持ち始めたんですね。それが当時の私にはとても新鮮で、自然と「グローバルに働く」経験を持って、次世代を育てるという職業に興味を持ち始めたんですね。
そんなこんなで、幸いにも海外で働く機会が与えられ、日本を出て今年で8年目。実際に海外で様々な国やバックグラウンドの方々と働いている今、次世代に伝えたいこと:
グローバルに働くということは、日本人であること、女性であること、英語を上手く話すことよりも、
自分軸をしっかりと持って、自分にしかできない価値を追求し続けること。
教科書から学ぶことには、正解が一つしかないことが多いけれど、
実際に社会で起こっている問題って、「あちらが立てばこちらは立たず」のトレードオフとなっていることや、正解が一つとは限らないことだって日常茶飯事。
だからこそ、みんなで最適解を話し合ったり、あるときは妥協点を見つけたり、ときにはトップダウンで決断されたりしながら、折り合いを付けていきますよね。
でも、こういうときの立ち振舞いや、それぞれの課題の最大公約数をその都度”Manage”していくだけでは、これからの時代を生き抜いていくのが難しいと思っています。
自分にしかできないことを追求すること
海外赴任して1年後くらいに、プロジェクトを任される機会がありました。
部門横断のプロジェクトだったので、クロスファンクショナルxクロスカルチュラルなチームメンバー間の摩擦が大きく、
慣れない異文化環境で、本社の意向とか、欧州拠点の上層部の意向とか、メンバーのそれぞれ立場とかを”Manage”しようとすると、精神的にも追い込まれていきました。。(汗)
でもあるときに、プロジェクトのステークホルダーからこう言われました。
「What would YOU like to do?(あなたはどうしたいんですか?)」
今思い返すと、海外で働くにあたって、自分にしかできないことよりも、日本人であることとか、女性であることとか、勝手に背負い込み過ぎていたんですね。
もちろん、相手をリスペクトする姿勢と、周りの意見に耳を傾ける姿勢は大事です。妥協が必要なときもあります。(特に組織の中ではね。。)
でも、日本人(特に女性!)ってなんだか周りの空気を読みすぎてしまう傾向にあって、”妥当な”着地点に落ち着こうとしてしまいませんか?でも、絶対に曲げられない自分の価値観って、本当は誰にでもあると思うんです。
少なくともその時の私は、自分自身が、きちんとチャレンジに向き合えていなかったなって気付かされました。
結果がどうだったかという話は別として、”自分が”ベストだと思う方向をきちんと定めて、そこへ向かって魂込めて取り組むこと、
そのために、自分軸を磨いて、自分にしかできない価値を追求し続けること、これが私達のゴール、コミュニティの目的の原点です。
みんな違ってみんないい
「マルチカルチュラル・マルチリンガル」ゴールは、それぞれのご家族で目指す形が違ってもいいと思っています。他の家族と比較する必要もなし!
私自身、ママ歴がすごーく浅いので、コミュニティを通して同志のご家族と繋がって、一緒に励まし合い、高め合っていければ本望です。
次回は、コミュニティでご縁があった、世界中の同じようなバックグラウンドのご家族とお話しながら学んだ、色んなマルチカルチュラル・マルチリンガルの形について書こうと思います!
最後までお読みくださりありがとうございました。