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#112 cultbooks collections - white coral

このサンゴは京都の骨董市で外国人の女性から購入しました。

容れ物はカリフォルニアのスリフトストアで入手したものです。多分ケーキの保存用だと思いますがサンゴにジャストサイズでした。

こちらのサンゴはカリフォルニアの骨董店で入手しました。今は飾る場所がなく引き出しの奥で眠らせています。

考えてみると何故この白い樹木のような形態の生物に安らぎを覚えるのか不思議な気がします。

ただ昨年10月ニューヨークに立ち寄った際、サンゴやアンモナイト、動物の骨格標本などを扱うお店 "The Evolution Store" に遊びに行き、同じ病気を持つ方々の存在を知りホッとしました。

もっと昔ですと日本にも南青山にやはり動物骨格だけを宝石にような値段で扱うギャラリーがあったように記憶しています。

記憶を辿ると澁澤龍彦や四谷シモン、金子國義さん達多くの天才を夢中になっているうちにいつのまにかこうした病気に罹患してしまった気がします。

本の挿絵で小さな白黒のシュールレアリスム作品の紹介図像を見て人生に衝撃を受けたのは若き日の澁澤龍彦でした。

そして今日もまた世界中に散らばる同じ受容体を持つノードに向かって、きっと同じ種類の電流が走り続けているのでしょう。

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