お小遣い
お小遣いをあげるようになって1ヶ月を過ぎただろうか。
それによって生じた変化が面白く、そしてお小遣いをあげるようにして良かったと思っている。
小学3年生にもなると「おかね」に魅せられる同級生が居るようで、見事に影響を受ける。金額にフォーカスした視点、価値観が生じるようになり、「あ、怖いな」と思い始めた矢先に↓の記事を読んだ。
そして、お小遣いに関して以下の点に共感した。
・毎週定額を与える
・報酬制ではない
・失敗を見守り、自己決定を尊重する
すぐに実行に移した。
毎週3ドル(日本円にして400円ほど)ではなく、
毎週日曜日に100円をお小遣いとして与えることにした。
日本の物価、我が家の消費額を鑑みて100円にした。
これまでも「何かを頑張ったら、おもちゃ買ってあげる」なんてことは一切してこなかった。ご褒美にこれをあげる、そうやって子供を操ることはしなかった。してはならないと考えている。
成績が良かったら、マラソンの順位が良かったら、お手伝いしてくれたら、等々、何かの褒美として何かを与えたことはない。だからお小遣いも報酬制にするつもりはなかった。
あげたお小遣いの使い道は自由だと言ってある。
それは要するに自分で考えなさいということ。
子供達は一体どうするかな?と思いながら始めた。
すると、全く使うことなく貯めた。すぐに使い切ってしまうことはなかった。私的には意外だった。自分だったらすぐに欲しいものを買っていただろうから。
今日、お菓子コーナーで4歳と8歳の2人は長い時間を過ごした。
姉「100円で買えるものは少ない」「この値段の違いは何?(税抜と税込価格のこと)」
弟「マリオカート!」「すみっこぐらし!」
2人の歩みが面白い。
これまで「ナッツほしい!」とすぐに言っていた2人。
「ナッツの値段を見てごらん」と促すと、その値段に驚いていた。
そして、欲しいとも買ってとも言わなかった。
色々感じたのだろうと思う。
レジの近くにあるガチャガチャを見ていたから、「今はいくらするの?」と聞いてみた。300円だった。
「おやつとガチャガチャどっちにお金を使う?」と聞いてみると、
娘は「うーん。。おやつ」と。
これまで、一度もおもちゃ屋に連れて行ったことがない。
でも、近いうちに連れていってみたいと思った。
娘はそう遠くない未来に投資のことについて教えることになるだろう。年齢ではなく、娘の成長をみて頃合いを決める。
息子はまだ字が読めない。それでいい。シュタイナー教育のように今はまだ感性を育みたい。7歳までとは言わなくとも。
何も教えなくても勝手に数字の読み方を学んでいた。最近は何故かアルファベットも覚え始めている。そして、文字自体に興味を持ち始めている。
自然な流れを止めてまでシュタイナー教育を優先させようとは思わない。
お金の教育も、性についての教育もしっかりと伝えていきたい