ドンタコスがリニューアルされた理由を考察する。
ドンタコスは、「カラムーチョ」や「のり塩」と並び湖池屋を代表するスナックだ。「ドンタコスったらドンタコス…」「ドンタコスったらドンタコス…」という印象的なフレーズを連呼するCMをまだ覚えているという人は多いのではないだろうか。1994年の発売以来、大幅なリニューアルは、2022年に行われたものが初めてだそうだ。前回のチリタコス味に代わり、今回、新たにリニューアルされたのが、チリトマト味だ。焼きとうもろこし味と、エンチラーダ味(筆写は食べたことはない)は生産終了ということらしい。
タコス味のスナックはドンタコスのほかにも「ドリトス」がある。ドリトスは1966年にアメリカで誕生し、1987年に日本やってきた。そして、2018年に大型リニューアルを果たすと、翌年の2019年の売り上げが伸びたそうだ。筆者は、スーパーで、ドンタコスが見つからないと仕方なくドリトスを買っていた事もあった。しかし、こう言ってはなんだが、当時は比べ物にもならないほどで、代品(当時は84円ぐらいだったと記憶している)にこんな物を置いているスーパーに対して、怒り狂っていたが、ある出来事をきっかけに、数年ぶりに食べてみたところ当時とは全く比べ物にならないほど美味しくなっていたのだ。そのきっかけになったのが、バナナムーンゴールドだった。「ドンタコスもあります。」というドロボー氏(ディレクター)の持ちネタが一時期、番組内で話題になったのだが、この様な形でドンタコスが取り上げられてしまったことに、長年ドンタコスを愛する者としてはとても遺憾だった。
長々と話してしまったが、まあ、そんなことはどうでもいい。ここからは、あくまでも、私の個人的な憶測になるのだが、今回、小池屋が思い切って、ドンタコスを大幅にリニューアルした理由に、そのことがあったのではないかと考察している。ドリトスが、2018年に大幅リニューアルを図った事で、ドンタコスの需要がそちらに移行し、そのことに湖池屋は危機感を募らせ、今回の大幅なリニューアルに踏み込んだのではないかというのが、筆者の考察だ。
肝心の味はどうかというと、まず、とうもろこし100%のチップスが、サクッと軽やかな、クリスピーへと変身を遂げた。味付けは、以前のようなパンチの効いたスパイスベースのものではなく、トマトの酸味や甘味を全面に押し出したものへと変わっている。こちらもチップス同様に、すっきりと軽やかな味わいだ。
一方トリフ&ソルトの方は、口に入れた瞬間に広がるトリフの香りと、上品な塩味が特徴で、スッキリした味わいは、女性にも人気がありそうだ。
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