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神さまからの贈りもの

一人さんは、

ものスゴく、無類の飽き性です。

日本でもいちばん飽きるのが早いのは 私かもしれません(笑)。

本なんかだと、

たたき台の原稿ができてから、

細かい表現まで何度も何度も読んで直して、

読んで直してやっているんです。

本が刷り上がったときには見たくもないの(笑)。

でも、この飽き性というのも、

神様がつけてくれたものなんです。

一人さんは、そう信じているんです。

神様が与えてくれたものは、

無駄なものは1つもなくて、

すべて“使い道”があるんだよって言いたいんです。

私のお弟子さんたちは、

知り合ってからずっと、

もう何十年も私のそばにいて、

ズーッと私の話を聞いています。

そんな彼らが、私にこう言うのです。

「次から次へと新しい話が出てきて、一人さんは枯れることがない」って。

私は「違うよ」って言うんです。

「枯れない」んじゃないんです。  

ただ飽きたの(笑)。

なにが言いたいのかって言うとね、

飽きっぽいのがいけないんじゃない。

飽きっぽさも、神様が与えてくれた

“よきもの”なんだよっていうことです。

だから、例えば

「田植えなんて嫌だな。めんどうくさいなあ」と

思っているような人間が、

自動の田植え機の発明をするのであってね。

田植えが趣味みたいに好きで

「何時間でも田んぼに浸かって、

苗を植えていたい!」という人が

田植え機を発明するとは思えないでしょ。

そんなことは、まずないんです。

だから神様が与えてくれたものは、

どんなものでも、すべて“使い道”があるんです。

その、神様からいただいたものの

“使い道”を作り出していくのが、

われわれ人間の頭なんです。

神様が与えてくれるものはすべて、

ダイヤモンドの原石みたいなもので、

そのままでは輝かない。

たいがいの人は

「自分のこの性質はよくないものだ」と

思い込んでいて、

それの“使い道”があるなんて考えてもいないでしょ。

「それでは宝の持ち腐れですね」って言う人、

あなたのおっしゃるとおりです。

せっかく神様からいただいた宝が

腐ってしまうんです。

それだけではありませんよ。

神様のご招待である、

この人生が、つらいものになってしまうんです。

神様がくれたものを100%活かして、

自分の人生を楽しく生きようと思わない人の心は、

闇なんです。

私たちは、「この世での人生を楽しんできます」と

神様と約束してこの世に生まれてきたんです。

神様との約束は、守った方がいいですよ。


斉藤一人 欠点とは使い道のわからない才能 より

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