自分の音をみつける
18才で天才と言われ、25才でNYカーネギーホールでプロのピアニストとして
輝く未来しかなかった。
そんな時の発病「局所性ジストニア」原因不明難病で脳からの指令が繋がらない 自分の指が自分の思うように動かないピアニストとして絶望的な病
どの病院でもどの医者も 「一生ピアノは弾けない プロは不可能‼︎」と言われる。
ピアニストとしての収入もなく、清掃員の仕事で食いつなぐ日々。
懸命のリハビリでやっと5本の指を伸ばせる程度になった頃
子どもの音楽教室での演奏の依頼。
「ド・ド・ソ・ソ・ラ・ラ・ソ♪って弾いたら、子どもたちが『きゃー』って言って、踊って歌ったんです。
この子たちはひん曲がった指なんか気にしていないし、めちゃくちゃな指使いも気にしていない。
聞こえてくる音だけに喜んでいる。
そのときに電気が走ったみたいにパッとひらめいたんです。
“いま動く指だけで弾ける曲を弾こう”って」
それからのリハビリや練習も壮絶で
3分の曲を弾くのに7年かけたなど
想像を超える厳しさのなか
自分の音 自分しか表現できない音に出会ったと言う。
7本指のピアニストが誕生した。
でもその音色は多くの人感動させる。
西川さんが優しく手を撫でながら
「この病気は神のギフトです。」と語る姿に光を感じた。
難曲を自由自在に弾けた時より
今のこの音に出逢えた今に感謝すると語る。
15才からピアノはじめて 無理
18才プロになるなど 無理
ジストニアにかかりピアノを弾くのは 一生無理
ずっと周りから無理と言われ続けたと
無理と諦めないで欲しいと子どもたちに演奏しながら講演されています。
この方に出逢えたことも 神のギフトだと思いました。