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幸せとは…


幸せとは、私たちの中にある思いです。

つまり、もしあなたが幸せになると決めれば、得られるものなのです。 

もし、自分の内側に幸せを持つことができれば、あなたは何をしていても幸せでいられます。


仕事に幸せを感じることができます。

人間関係においても幸せを得られます。

どんなことをしても、あなたはただ幸せなのです。

幸せになろうと努力する必要もありません。 


しかし、この問題について考える時、人々はとても混乱していることに、私は気づきました。

人々は自分の感じることや、自分の体験していることを、自分の外側のことのせいにしがちで、次のように言うのです。 

「あなたが、私の感情を傷つけるのよ。あなたが、私の気分を悪くさせるの。あなたが、私を当惑させるの。あなたが、今日、私を不幸にしたのよ」 


あるいはこうも言うでしょう。 

「世界中で起こっている争いが、私にストレスを感じさせる。ホワイトハウスの住人が誰であるかによって、私は気分が悪くなる。株式市場の動向が、私の気分を滅入らせる」 

しかし、実際のところ、この地球上において、何事も誰かの気を動転させたり、気分を落ち込ませたり、不幸にしたりはできないのです。 


もし、あなたが本当に幸せな人間になりたかったら、最初にしなければならないことは、 次の考えを本当に理解して取り入れることです。 

あなたが人生で体験することのすべては、あなたが外側の世界の物事をどのように認識するかの結果です。 

言い換えれば、自分の人生のすべてに責任を取らなければならない、ということです。


私にとっては、responsibility (責任)という言葉は「自分はできると思って応答する(responding with ability)」ということです。 

それは「自分はできないと思って応答する(responding with disability)」ということではありません。

それでは、respondisability ということになってしまいます。 

私は応答する能力を持っている、私は能力があり応答できる、ということが責任の意味 です。 

自分の人生に起こることすべてに責任を持つこと。

それこそが、私が何年も費やして、 教えようとしてきたことなのです。




ウェイン・W・ダイアー氏は「オレンジジュース」に例えてこんなことを言っています。


『オレンジをできるだけ強く手で握りしめたら、何が出てきますか? もちろん、オレンジジュースです。 

そのオレンジを誰が絞ろうが、どのように絞ろうが、どのような器具を使おうが、いつ 絞ろうが、オレンジを絞った時に出てくるものは、必ずオレンジジュース(中にあるも の)です。 

同様に、あなたが人間を絞った時——つまり、人に何らかの圧力を加えた時——、怒り、 憎しみ、ストレス、鬱などが出てきます。 

誰が、いつ、どういう方法で圧をかけたかは関係ありません。

もともと、その人の中にあったものが出てきただけなのです。 

もし、その人の中に怒りや憎しみなどがなかったら、それは、どんな状況になろうとも、決して出てきません。

ハイウエイで車を運転している時、誰かに割り込みをされてカンカ ンになって怒ったとしたら、それは自分の中にもともとあった怒りが出てきたのです。 

自分の中に怒りをためていなかったら、どんなことがあっても、誰かが何をしたとしても、あなたを怒らすことはできません。 』


たとえば、

アイツの言い方が悪い、だから「カチンときたという人」がいるが、同じ言い方をされても「カチンとこない人」もいる。

ということは、そいういう言い方をされると、カチンとくる自分がいる、ということ。

つまり、「幸」も「不幸」もない、ということ。


「幸」も「不幸」も自分が決めている。



ウェイン・W・ダイアー
『運のいい人だけが知っていること』三笠書房より

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