戸建てリノベーションの現場レポート!「左官工事」
今回のリノベーションブログの内容は左官工事について書きたいと思います。
いわゆる左官といいますと
・モルタルを下地に流しこんで塗りつけることでコンクリート素材のような雰囲気を持った仕上がりにする
ようなニュアンスが一般的かと思います。
今回の現場では一般的なモルタル左官工事からちょっと特殊な左官工事や、そんなことも左官屋さんはするのか、といった工事まで施工していただきましたのでご紹介したいと思います。
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モルタル土間打ち左官工事
一般的に知られている左官工事かと思います。
床下地の上にモルタルを流し込んで、一気にならしてフラットな土間に仕上げていきます。
これが決まった後に金鏝といわれる鏝で押さえていきます。
この仕上げをモルタル金鏝押さえ仕上げ工事といわれるものです。
今回の現場では1971年に作られた物件をリノベーションしているので、お施主様の方で築年数にちなんで71という数字をスタンプ押ししてもらっております。
モールテックス工事
モールテックスとは、モルタルの中に特殊な樹脂を混入させることで強靭で、衝撃に強いものに作る仕上げです。
1~2㎜のうす塗ですが、角がかけたり、損傷することがほとんどありません。
湿気にも強く、浴室やキッチン天板にもつかえる素材となっており今回の現場ではキッチン天板、洗面台天板に採用しました。
モールテックスのマットな質感と、銀色のステンレスが相まってとても納まりのいい仕上がりになっています。
サッシュ周り埋戻し工事
今回は新規でサッシュを設置したため既存のサッシュと外壁との取り合い部分に隙間が各所できましたのでモルタル左官にて隙間埋め工事を施工しました。
実際に外見としては塗装下地や隙間充填としての役割ですが、水じまいや取り合いを考える上でモルタル左官は欠かせない存在となっています。
モルタル補修工事
既存の穴や配管回りの穴をふさぐこともモルタルにて行えます。
今回は既存の穴(スリーブ)がたくさんあったことと、外周がブロックにて成り立っているため各所破損や穴埋めもモルタルにて行いました。
今回はただ単に穴をふさぐためにモルタルを施工していただきましたが、もちろん意匠として周りと遜色ない仕上がりにすることももちろん可能です。
左官という仕事
今回左官工事を現場でたくさん見る中で、作業を自分も積極的に手伝いました。
その中で感じたことは、左官は特別難しい仕事だということがわかりました。
・実際に塗りたいところにモルタルがつかない
・材料選びが分からない 等々
日常生活で実際に左官工事にかかわる機会はほとんどないかもしれませんが、1つ1つの作業に技術の詰まった仕事なのでもし見る機会があれば、ぜひ注目してみてください!
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