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⑤セクシュアリティから制服を考える【ファッション】

セクシュアリティはみなさんにあります。

みなさんはセクシュアリティを抱いて生きています。

SOGIE/SOGIESCはセクシュアリティを構成している、"Sexual Orientation/Gender Identity/Gender Expression/Sexual Characteristics"の頭文字を用いています。

SOGIE/SOGIESCはみなさんにあります。

みなさんはSOGIE/SOGIESCを抱いて生きています。

セクシュアリティやSOGIE/SOGIESCは特別なことではありません。

学生時代、僕は中学生〜高校生まではいわゆる「学ラン」を着て学校生活をしていました。

セクシュアリティの流動性が大きかった時期でしたが、社会からの様々な圧もあってか、制服に関しては違和感を感じませんでした。

今、僕が抱いている セクシュアリティでは「男性は学ラン」というあり方だけは違和感を感じてしまいます。

昨今、制服のあり方が議論され、実際に議論が実現している学校が少しずつ増えています。

僕も「性の多様性」について学校に行く機会があるので、制服の話で実際に動いている話を聞きますし、相談を受けることも少なくありません。

セーラー服と学ラン。

スカートとスラックス。

僕が中学生〜高校生の時は、男子生徒は学ラン×スラックス、女子生徒はセーラー服×スカートでした。

戸籍の性別だけで制服を決められてしまうのは違和感あります。

性別に拘ることなく、制服の選択肢を持てることで、自分自身のセクシュアリティやSOGIE/SOGIESCを大切にしようって思えるかもしれません。

戸籍の性別で決めつけられた制服の選択肢しかないというのは、自分自身のセクシュアリティやSOGIE/SOGIESCを大切にしようって思えなくなります。

自己肯定感と自尊感情。

じゃあ、セーラー服/学ランじゃなくてブレザーにしようと安易にするのも違和感があります。

セーラー服が持っている"Gender Expression"に憧れる人、学ランが持っている"Gender Expression"に憧れる人はいます。

例えば、今日はセーラー服とスラックスだけど、次の日は学ランとスカートにしようという選択肢があっても良い。

自分のことは自分自身で決めたい。

僕のセクシュアリティが抱いている"Gender Expression"は、セーラー服と学ランとスカートとスラックスを自分が着たいと思う選択肢から自由に選んで着ること。

①セーラー服×スカート
②セーラー服×スラックス
③学ラン×スカート
④学ラン×スラックス
etc...

選択肢が増えると、制服にかかる費用が高くなってしまうのが難点ですね。

今のままだと、セーラー服/スカート→女性、学ラン→男性というアンコンシャス・バイアスが多様性を失わせてしまうことになることになります。

個人的にですが、今は多様性社会の変化の過渡期の入口ちょっと入ったくらいだと考えています。

多様性社会の変化は長い年月を想定して考えていくことが大切になるのではないでしょうか。

女子生徒の学生服の選択肢として、スカートとスラックスの選択肢が出始めているように、まずは、男子生徒の学生服の選択肢にスカートが加わってほしいと願っています。

(Photo by Hiromasa Sasaki)

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Qちゃん/津村 雅稔
気まぐれな頻度で今後も投稿していきます。今後も気長にお付き合いください。