新銀杏と秋鮭のひりょうず
秋の味覚、新ぎんなん。
安い時に箱買いしておくと、いろいろ楽しめます。
でも、箱買いしたばかりに、
ぎんなんの塩炒りにハマって止まらなくなりがち。
息子が家にいた頃、秋になるとパクパクと食べ過ぎるのが心配になり、調べたことがありました。
特に子供がたくさん食べると良くないそうです。
あの苦味は子供には苦手とされやすいけれど、
理にかなっているんでしょうね。
適量なら、薬効ありで、
咳止めや頻尿にもいいそうですが、
多食で鼻血やのぼせ、食中毒もおこり得るらしいです。
大人とはいえ、なんでも食べ過ぎは避けたいところです。
ぎんなんのきれいな緑色をたっぷり混ぜたくて、
旬の秋味、鮭と、人参など野菜の細切りとともに
飛竜頭にしました。
ひろうす、とも言いますね。
関東ではがんもどき。
ぎんなんは殻からだし(封筒など紙袋に入れ、封をするように何度か折って閉じ、30〜40秒レンジ加熱しても割れます。割れなかったものは、キッチンバサミの真ん中で、殻のつなぎ目を垂直に挟んで優しく力を入れると開きます)熱いうちに薄皮をむきます。
剥きにくい時は、ひたひたのお湯でゆでて穴杓子の背でこすると、きれいに皮が外れます。
人参やブロッコリーの芯、きくらげなどありあわせの野菜適量を細切りにしさっとゆで、
鮭(生鮭なら塩を振って15分くらい置いたもの,塩鮭はそのまま)1/2切れは焼いておきます。
豆腐一丁をしっかり水切りして、時間があればうらごしします。
(時間がない方は厚揚げの皮を切り取った中身でも代用出来ます♪)
すり鉢に水切りした豆腐を入れ、卵白1個分、砂糖大さじ1、薄口しょうゆ小さじ1、お好み焼き粉大さじ2、生クリーム大さじ1強をまぜ、
水気をしっかり切ったぎんなん、茹で野菜、ほぐした鮭をふんわり混ぜ合わせて、
油を塗った手で丸め、低温の油でじっくり揚げます。
お好み焼き粉を入れたのは、山芋がなかったから。
もしあれば、おろした山芋を1/3カップほどと、小麦粉大さじ1にした方がよりおいしいです。
魚介は鮭に限らず、エビやいか、カニなどでも。
天つゆにかぼすをしぼって、頂きました。
お湯をかけて油抜きしたら、
そろそろ肌寒くなって来た夜にうれしいおでんに入れても。
これは先日のおでん。
飛竜頭はきくらげ入りでした。
飛竜頭に具をたくさん入れてしまうと、まとまりにくくなるので具が余りがち。
豆腐の生地に余った魚介や野菜を足して
揚げずにレタスで包んで煮るとうまくいき、食べきれるのが良いところです。キャベツより火の通りも早いのが気に入っています。
海外から帰って最初に食べたくなるものって、
人それぞれだと思いますが、
いつからかおでんは、諸外国から戻った日の我が家の恒例になりました。
羽田空港にできたおでん屋さんもいつも混んでいるし、
日本なら、それこそコンビニでも食べられるごく身近なおでんですが、
世界を見渡すと、意外とありそうでない味わいかも🍢
皆さんは、なにを食べたくなりますか?