オーガニックコットンのラグを作る<その2>|cucan 商品開発
前回の続きです。
オーガニックコットンを使ったラグを企画する事になり、色々検討する中で、私たちがインテリアとして使用する上で大切にしたい事についてです。
①肌に直接触れる部分への生地の優しさ
オーガニックコットンとは、認定された農場で生産された綿の生地の事です。
今回の製品には、繊維製品に対する認証マーク、OCS認証が付いています。
OCS認証とは、Organic Content Standardの略で、オーガニックコットンを含む製品の製造・管理に対する国際的な認証基準です。
オーガニックコットンが、製品になるまでに厳格な基準をクリアしていることを示しています。
オーガニックコットンの品質が保証されている生地を、工場が仕入れをして製品化したという認定を受けているので、安心して購入いただく事が出来ます。
オーガニックコットンは、農薬や化学肥料を極力使用せずに、自然の力で育てられた綿花から作られていますので、化学物質の使用が少ないため、肌への刺激が少なく、敏感な方や赤ちゃんにも安心して使用できます。
今回の生地は肌触りも柔らかく、ガーゼのようなソフトな印象です。綿本来の吸湿性、通気性にも優れているため、快適に使用できます。
ラグなので、中綿と裏面にはポリエステルを使用していますが、肌に触れる表面は、オーガニックコットン100%の生地を使用しています。
細かい繊維でフラットに織られた生地ですが、使っているうちに、くたっとした風合いも感じられるので柔らかさに包まれる感触になります。知らず知らず、心地よさを感じていただけます。
デメリットは、綿の風合いをそのまま活かして作っているので、お洗濯をすると生地の縮みが出ます。
染色の工程で洗いをかけているので、その時点で生地に縮みが出ているのですが、お洗濯後にはさらに縮みが出る事もあります。
そのため、若干大きくなるように作っています。
品質基準としては、洗濯後の検査結果は3%未満の寸法変化率となっており、基準値の範囲内ではありますが、最初のサイズと比べると大きく縮んだと感じられるかもしれません。
お洗濯をする事で、生地のくたっとした感じが肌馴染み感が良くなり、使用しているうちに風合いが柔らかくなり馴染んできますので、生地の特徴として楽しんでいただけると嬉しいです。
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