病気や痛みとは何か考えてみる

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整体法を習った際、先生は「病気、痛み、症状」について以下のように捉えていました。


• 生命が発する警告
• 生命の営みの乱れ、不調和
• 原因と結果の法則(……人格や環境、成功といった外側にあらわれる「結果(病気、痛み、症状)」は、すべて内側にある「原因」によってつくられている)
• また、原因はひとつではない


上記のなかで、「原因と結果の法則」とあります。

原因と結果の法則によると、人格や環境、成功といった外側にあらわれる「結果」は、すべて内側にある「原因」によってつくられているそうです。

というわけで、病気、痛み、症状は次のように捉えてくださいね、と。

• すべての病気が悪とは限らない
• 痛みを嫌わないこと
• 痛みや症状はシグナルでもある


……ちょっと難しいですね。


病気、痛み、症状の発症のメカニズム

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次に、病気、痛み、症状が発症するメカニズムについて見ていきましょう。

痛みの主たる原因は、筋肉の慢性疲労からくる過緊張であることが多いです。
もちろんこれがすべてではありませんが、このメカニズムによるところが大きいです。

そして、その要因となるのは下記のとおり。

【身体的要因】

慢性疲労
• 悪い姿勢、偏った姿勢
• 生活習慣(身体を使わない、暴飲暴食等)

【環境的要因】

• 過剰な刺激
• 人間関係
• 社会環境(通勤、通学、会社、学校、自宅等々)
• 化学物質

【精神的要因】

• ストレス
• 思い込み
• 価値観

【先天的要因】

遺伝
• 母親の生活習慣
• 胎位・胎勢・胎向
• 出産方法


先ほど、痛みの主たる原因は、筋肉の慢性疲労からくる過緊張であることが多いと綴りました。筋肉の過緊張が続くと、下記のような悪い意味での習慣を植えつけます。

• 自律神経発動不全
• 体液循環停滞
• 呼吸の抑制
• 骨格の歪みの固定化
• 器官変位や発動不全

そして、これらが常態化してくると……

• 免疫・内分泌異常
• 神経交通阻害
• 組織炎症・破壊
• 代謝不全
• 内臓機能低下

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これらが「病気、痛み、症状」として身体に現れます。身体のメカニズムはこのような流れで警鐘を鳴らすのですね。


薬は無作為に作用する

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では、そうした痛みや症状が現れたとき、あなたならどうしますか?

真っ先に思いつく特効薬が、文字通りクスリでしょう。

しかし、その効果は鎮めたい病気や症状だけに作用するわけではありません。

その効果は身体全体へ無作為に作用します。

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これって、ひとりのテロリストを狙っているのに、街全体を爆撃しているようなものなのかも。

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例えば、抗生物質による腸内細菌への影響についても、近年各所で叫ばれています。抗生物質を服用すると、善玉菌である腸内細菌をも攻撃してしまいます。1/3は死滅してしまうのだとか。

しかも、その修復には半年以上かかると言われています。

半年以上かかるということは、1年に2回服用すると、腸内環境が万全ではない状態が続くということです。

腸内では免疫物質の75%がつくられると言われます。だからこそ、薬は適切な処置により、適量を処方する必要があります。


対症療法と原因療法

対症療法マンガ

全てではありませんが、医療の多くが「対症療法」であるそうです。
対症療法を分かりやすく示したのが上の絵です。

「うわー 水ダダ漏れなんスけどー」
「やべぇな 拭け拭け!」

「フーッ、なんとかなったな」
「また漏れ出してきてないッスかー?」
「マジか 拭け拭け!」

「蛇口止めてねえええええええええええええええええ」


対症療法とは、濡れた床を拭くこと。
これでは次から次へと溢れてくる水にやがて対応しきれなくなります。

これに対し、原因療法とは、
「蛇口の水を止めること」ですね。

原因となる蛇口から水が出ていることに気づかせ、水を止めて、一緒に床を拭く。
今回のお話では抽象的ではありますが、手当の輪で用いる整体法はこの「原因療法」を用いて施術をしていきます。


身体が本来持つ治癒反応が働くよう、働きかける

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生命の治癒反応とは、3つあるそうです。

• 恒常性維持反応
• 免疫反応
• 自己修復反応

私たち(自律神経整体)が目指すのは、上記の「自然治癒力」が本来の働きができるよう、働きかけるものです。

自然治癒力は、生きている限り誰でも持っています。

とはいえ、施術者が相手を変えることはできません。

施術者ができるのは、キッカケを与えることだけです。
お客さま(医療行為ではありませんので、お客さまとお呼びしています)に知ってもらい、ご自身で気づき、治癒へ導きます。


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余談ですが、古代の日本で全く発見されなかったものがあります。

それは対人殺傷用武器。もともと日本はそんな美しい国なのだそうです。
ヒトの身体のなかで攻撃し合うのではなく、身体が本来持つ治癒反応が働くよう、働きかける。そのお手伝いをさせていただきます。

手当の輪では、自律神経整体(心整体法)をお互いに施し合う場です。

「薬を飲んでもよくならない」
「病院に行っても原因がよく分からない」
「朝起きることができない」
「会社や学校で憂鬱だ、頭痛や腹痛のような症状が出てしまう」

こうした不定愁訴をお持ちの方がいらっしゃいましたらご連絡ください。
身体をゆるめることにより、人間の身体がもつ本来の力を取り戻します。
その勉強をさせてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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