データ分析チームの1日に密着|コントロールテクノロジーの1日
SaaS型予約管理システム「RESERVA(レゼルバ)」を提供するコントロールテクノロジーは、各部門が協力して開発・運営を行っています。その中でも、データ分析チームは膨大なデータを活用し、ビジネスの成功に必要なインサイトを日々生み出しています。
採用面接の際に、「各部門の具体的な仕事内容を教えてください」、「1日の業務の流れはどうなりますか」といった質問をよくいただきます。そこで今回は、データ分析チームの1日に密着し、どのようにしてデータから価値を引き出し、当社の成長に貢献しているのかをリアルにお伝えします。
1日のスケジュール
前日のデータとKPIのレビュー、タスクの確認
データ分析チームの1日は、前日のデータとKPI(重要業績評価指標)のレビューから始まります。まず、前日の業務データを振り返り、KPIの達成状況を確認します。例えば、ウェブサイトのトラフィック数、コンバージョン率、広告のパフォーマンスなどを詳細に分析し、目標に対する進捗を評価しています。
このレビューによって、進捗が順調な分野と改善が必要な分野を把握し、タスクに優先順位を付けます。また、チームメンバー間でタスクの進行状況を共有し、プロジェクトの進捗や課題について話し合うことで、効率的な業務遂行を目指しています。
自社サイトの生産性分析
GA4(Google Analytics 4)を活用して、当社オウンドメディアサイトのパフォーマンスを詳細に分析します。ページビューや滞在時間、直帰率などの指標を用いてサイト全体の生産性を多角的に評価し、ユーザーの行動パターンを明らかにしています。
これにより、訪問者がどのページに関心を持っているか、どのチャネルからの流入が最も効果的かを見極めます。得られた分析結果は、コンテンツの改善やマーケティング戦略の最適化に役立てられます。
当社オウンドメディアの1つ「予約DX研究所」では、予約システムRESERVAの機能紹介や予約業界に関するレポート等をテーマに執筆しています。
SEO効果を分析
SEO(検索エンジン最適化)は、WebサイトがGoogleなどの検索エンジンで上位に表示されるようにするための施策です。データ分析チームは、キーワードのランキング変動を定期的にチェックし、どのキーワードがトラフィックを引き寄せているかを分析します。さらに、競合サイトとの比較や被リンクの状況を評価し、サイトの検索エンジン上での検索順位アップに向けた具体的な施策を策定します。
社内タスクの工数分析
コンテンツ制作や記事執筆など、マーケティングチームの各部門が遂行するタスクの生産性を評価し、最適化を進めます。各チームがタスク毎にどのくらいの時間を使い、どのようにリソース配分しているか詳細に把握し、効率的な作業フローを設計しています。
また、プロジェクトに費やされる時間やタスクの進捗、成果を分析して、プロジェクト完遂に向けて最も効果的なアプローチを探ります。業務の無駄を排除し、全体の作業効率を向上させるための戦略を構築しています。
ランチ
ランチは、混雑時を避けた時間帯に行くことができます。オフィスのある品川インターシティ周辺にはビジネスパーソンのランチにおすすめなお店が多くあります。緑も多く、ランチをテイクアウトして外で食べながらリフレッシュすることもできます。
広告効果の検証
広告キャンペーンの効果を最大化するために、広告パフォーマンスを詳細に測定します。クリック率(CTR)、コンバージョン率(CVR)、広告費用対効果(ROAS)などの指標を用いて、広告を見た人がどのくらいの割合でサイトに訪れ、会員登録などのアクションを取るか測定しています。
さらに、特定のターゲット層に対する広告の効果や、異なる広告フォーマットの成果を比較しながら、日々広告戦略の改善に取り組んでいます。
カスタマージャーニーの作成
ユーザーが予約システムRESERVAの会員登録に至るまでの流れや行動を可視化するために、カスタマージャーニーを作成します。ユーザーがどのような行動を取りながらどのような経路で会員登録に至るのか、整理して分かりやすい図にまとめます。
カスタマージャーニーにより、ユーザーのニーズや課題が見えてくるため、それに合わせた効果的なマーケティング戦略を立てられるようになります。
新ツールの導入検証
データアナリティクスの分野では、新しいツールが次々に登場します。データ分析チームは日頃からこうした最新のツールを調査し、実際に役立つかどうかを検証しています。新しいツールを評価し、現在の業務に適応できるかテストした上で、導入する価値があると判断した場合に採用します。
導入の際には、操作性、コストパフォーマンス、他ツールとの連携可否等、多角的な視点から評価しています。常に最新の技術を取り入れることで、より高い精度と効率性を兼ね備えたデータ分析が可能になります。また、分析ツールを提供するツールベンダーとの勉強会も定期的に実施し、常にデータ分析の最新情報をインプットするよう心がけています。
先進的なデータ分析手法の学習
データ分析チームでは、業界の最新情報をキャッチアップし、定期的に社内でデータ分析手法の勉強会を開いて知識を共有しています。最先端のデータ分析手法を業務に取り入れることで、予約システム業界のトレンドをリアルタイムで把握し、データから得られるインサイトの質も向上させています。
業務報告、次の日の準備
その日の業務の成果と進捗をまとめて報告します。また、一日の分析結果や重要な発見を日報に整理し、次の日に向けた準備を行います。次の日の業務にスムーズに取り組めるよう準備を整えたら、19時に退勤します。
使用しているツール
データ分析チームは、最先端のツールを駆使して当社のデータを効果的に分析しています。ここでは、データ分析チームが日常的に使用しているツールの一例を紹介します。
BigQuery
BigQueryは、Google Cloudが提供するデータウェアハウス(DWH)ツールで、大規模なデータセットを高速に演算処理できます。当社のように大規模なデータを扱う場合でも、迅速かつ柔軟にデータを分析できるのが特徴です。
BigQueryを活用することで、複雑なデータ分析やリアルタイムのデータ処理が可能になり、マーケティング活動に関する迅速な意思決定を支えています。
Google Analytics(GA)
Google Analyticsは、ウェブサイトの訪問者の行動やトラフィックを詳しく分析するためのツールです。GAを使うことで、ユーザーがどのようにサイトを利用しているか、どのページが人気なのか、どの経路からサイトに訪れているかを把握できます。
また、GAによってユーザー体験を向上させたり、マーケティング戦略の効果測定ができます。データ分析チームはGAを用いて、サイトのパフォーマンスを定期的に監視し、改善点を見つけ、より効果的なサイト運営のための戦略を立てています。
Tableau
Tableauは、データを視覚的に表示するためのツールで、データを直感的に見やすいダッシュボードやグラフに変換できます。データ分析チームは、Tableauを使って分析結果を視覚的に分かりやすくプレゼンし、データから得られたインサイトを経営陣や他のチームに共有しています。
豊富なビジュアライゼーション機能により、データのトレンドやパターンを迅速に把握し、意思決定に必要な情報を明確に示すことができます。
Jira
Jiraは、タスクの進行状況を効率的に管理するプロジェクト管理ツールです。各タスクの状況、期限、担当者を明確にし、プロジェクトの進捗を一目で把握できます。
データ分析チームは、Jiraを活用してプロジェクトのスケジュール管理やタスクの割り振りを行い、業務の透明性と効率を高めています。全てのメンバーが最新のタスク状況を共有できるため、チーム内での連携が強化されます。
Google Tag Manager(GTM)
Google Tag Manager(GTM)は、ウェブサイトのトラッキングコードやタグを簡単に管理できるツールです。通常、ユーザーの行動を追跡するには様々なコードをページに埋め込む必要がありますが、GTMを使えばそのコードを一元管理でき、簡単に追加・変更が可能になります。
例えば、ページのどこをクリックしたか、どのくらいの時間ページに滞在したかなどの情報を追跡するためのタグを、GTMを使って管理できます。これにより、新しいタグの追加や設定変更を素早く実施でき、開発者に依頼せずにデータ分析チーム自身で管理できるのが大きな利点です。
さいごに
今回は、データ分析チームの1日をご紹介しました。
コントロールテクノロジーでは一緒に働く仲間を募集しています。みなさまのご応募をお待ちしています!