#05経営にアートディレクターって必要?-CEO窪井/経営日誌
こんばんは、株式会社ctow 窪井です。
今日は、経営におけるアートディレクターの役割について考えてみます。
「動画やHPなどの制作物を監修する役割」と読み解けます。しかし、ユニクロの柳井さんは、アートディレクターと協力しながら経営を進めていったと聞きました。
この記事の中に、このような会話がありました。
目的達成のための整理、そして、表現
ctowを創業して1年と少しが過ぎました。
事業を成長させるため何をすべきか、毎日考えます。
「独自の商品を作るために、自社の強みを活用しよう」
「採用が成功するようにTikTokの実績を全面に出そう」
「社内に理念を浸透させるために、伝わる資料をつくろう」
など、自社の価値を上げるための手法を考えます。
そして、そのどれもが「アイデアをカタチ」にするものだと考えます。
私たちは、社長プロデュース事業を通して、社長の本質を広く伝えるお手伝いをしています。そうです、「社長の本質」を伝える事業です。
・・・「社長の本質」ってものすごく抽象的です。
「清掃業を通して、社会の幸福に貢献したい」
「スーパーカー販売を通して、夢を実現を応援したい」
「営業代行を通して、良い物を困っている人に届けたい」
以上は、これまで取材した社長からお聞きした社長が働く意味の抜粋です。これから分かる通り、社長が働く意味=本質は、手段ではなく、目的です。
そうです、「社長の本質」は、
「手段」ではなく、「目的」にあります。
ものすごく抽象的だと気が付きました。
そして、
その抽象的な概念が、
事業を構成する根幹になっています。
だから、企業活動において、
「目的」はきちんと社内外に表現すべきだと思いました。
しかしながら、抽象的(カタチないもの)を表現する難易度は高い。
だから、事業の「目的」よりも「手段」に目が入ってしまう。
「手段」は目に見えることなので、自然な事だと思います。
だけど、「目的」を表現し、
伝えなければ、他社との差別化ができない。
結果、市場から選ばれにくい会社になってしまう。
冒頭で、申した通り、私は今、
事業を成長させるため何をすべきか、毎日考えます。
「どうやったら事業が成長するのか?」
様々な要因があると思いますが、
その一つに、「市場から選ばれる存在になること」が
挙げられると思います。
我々が属する映像制作やブランディング領域は、数多くの競合がひしめき合っています。その「手段」では、差別化できない。だから、どうすれば市場で選ばれるのかを考えています。
「抽象的なもので、商品をデザインしていく」
このような、目に見えないものを表現する能力が必要なんだと、柳井さんの記事を拝見して感じました。
経営にアートディレクターの力をお借りしたい
今日このような気づきを得たのは、昼間にアートディレクターの方をミーティングさせていただいたことがきっかけです。
我々は、市場での独自ポジションの獲得には遠く及びません。
また、その目標に到達するための手段は無限大。
いかにして、そこに到達するのか。
そのために、何を削ぎ落とし、コアな価値を届けていくべきか。
ctowの抽象的な概念を、
事業の基盤に据え、商品に落とし込み、社会で表現していきたい。
これからアートディレクターの力をお借りしようと思います。