プラスワンプロジェクト対応〜ヨーグルトチーズケーキのレシピ
※2020.5.10追記
当初はお菓子らしくないレシピと評していましたが、良くも悪くも家庭料理っぽい雑な工程を全て厳密にし、この食材でもきちんとケーキとなるようレシピを書き直しました。
※字幕と音声を付けて本稿をざっくり動画化しました↓
先日大変な反響を頂いたヨーグルトケーキのレシピですが、そちらではヨーグルトだけを使用し牛乳を使っていなかったため、両方を用いたヨーグルトチーズケーキのレシピを考案しました。
さて、調理手順ですが、前述のヨーグルトケーキと基本的には同じです。ただ、今回はヨーグルトだけでなく牛乳をメインの食材に据えるために、水抜きヨーグルトを精製する過程で生じるホエーを用いて牛乳からリコッタチーズを精製します。なお、本記事では土台の工程を省いています。
以下、調理手順です。
ヨーグルトチーズケーキ(16 or 18cmケーキ型)
材料
・水抜きヨーグルト150g(水抜き前400g)
・卵 2個
・グラニュー糖 80g
・リコッタチーズ 100g
(ホエー200ml、牛乳400ml、レモン汁小さじ2から精製)
・牛乳 100ml
・レモン汁 大さじ1
・小麦粉 40g
1.ザルにクッキングペーパーを敷き、大きめのボウルに当ててヨーグルトを一晩水切りする。
2.1で精製されたホエー(ヨーグルトを水切りした際に出来た液体)約200mlと牛乳400ml、レモン汁小さじ2を一緒に鍋に入れて中火にかけ、リコッタチーズが分離したら(沸騰前に写真のように浮いてくる)ザルに敷いたクッキングペーパーや漉し袋にあけて2〜3時間掛けて水を切る(この液体もカレーやポトフ等の料理に使えるため捨てない事。ただし、即使い切るのが望ましい)。
3.水抜きヨーグルトとリコッタチーズをハンドミキサーでクリーム状になるまでよく混ぜる。
※食感に影響するためこの工程は省略しない方が良い
4.卵とグラニュー糖を白っぽくモタっとするまで混ぜる。
5.4に3と牛乳100mlを加えてよく混ぜる。
※生地が緩くなるためここからは泡立て器を使う。食品ロス回避のために牛乳で3のボウルとハンドミキサーをすすいでから加える。
6.レモン汁大さじ1を加えてさらに混ぜる。
7.薄力粉を振るい入れ、ダマにならないようによく混ぜる。
8.泡立て器についた生地をのり代わりにしクッキングシートを型に貼り付ける。
9.ふるいを通しスプーンやヘラ等を使って生地を漉しながら型に流し入れる。
10.オーブンに天板をセットし、170℃、50分で設定して予熱にかける。その間、生地を休ませて空気を抜く。気泡がなかなか抜けない場合、5cmほどの高さから型を机に数回落とす。
11.焼き始めてから30分程を目安にそこから5分おきに焼き加減をチェックする。途中で焦げそうであればアルミホイルを被せて残りの時間を焼き上げる。50分で焼き目が付かないようであれば再度10分程焼く。焼き上がった後、オーブンの中に30分置いてから取り出す。
12.乾燥しないようクッキングペーパー等を被せておいて荒熱が取れたら冷蔵庫へ入れ、丸一日ほどおいて味をなじませる。
一晩冷やしたくらいではまだ味がボケて甘く感じませんが、丸一日おく事でケーキらしい風味になります。是非、待ってから食べてみて下さい。
以下余談です。
最近はヨーグルト絶食なる物騒なダイエットが一部で流行っているようですが、栄養学に基かない偏った食事は不健康を招きます。3食ヨーグルトで過ごすこの方法では、本来必要なタンパク質が摂取出来ずに筋肉が分解される、新陳代謝を行う為のエネルギーが確保出来ずに摂取した乳脂肪分が分解されず脂肪として蓄積される、体温が低下して血流が悪化し肌荒れや手足のむくみを引き起こす、等のダイエットとは程遠い結果を招く恐れがあります。端的に言えば筋肉が減って脂肪が付きます。つまり、基礎代謝が低下する為、一時的にやつれる事はあっても長期的に見れば太ります。ダイエットにこういった裏技は通用しません。バランスよく食べて運動しましょう。
以上