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Little Richard / Here's Little Richard 音源備忘録36

 田舎の高校生が東京行ったときに買った、生まれて初めての輸入盤レコード。『Here's Little Richard』とチャック・ベリーの『Golden Hits』の2枚だった。ビートルズのレパートリーの原曲を聴きたい、アーティストを知りたいというところからのチョイス。この聴き方(カヴァー→原曲)は勉強にはなるのだが、ビックリすることや意外な発見も多くてやめられない。

 ポール・マッカートニーのヴォーカル・スタイルがリトル・リチャードの影響を受けているのは良く言われることだが、初めて聴いた40年前はそんなこと気にもしなかった。そこに意識的になるのはかなり後になってから。むしろピアノとホーンの演奏の印象が強かったのはビートルズがギターバンドだったからか私がギター小僧だったからか。

 ビートルズから入っているので“Long Tall Sally”に馴染みがあるのは当然だが、のちにジョン・レノンが『Rock 'N' Roll』でカヴァーした曲、特に“Rip It Up”と“Ready Teddy”のメドレーが気に入って、そこからリトル・リチャードに遡ってまた好きになったりしている。

 今年公開された映画『LITTLE RICHARD : I Am Everything』は未見だが、非常に気になっている。評判良いし。


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