![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170908412/rectangle_large_type_2_e258473b14becc0f70218e6d41177fb3.jpeg?width=1200)
VESPERBELL 2nd ONE-MAN LIVE「RUMBLING」ライブレポ
1月16日(木)Spotify O-EAST.
RK Music所属のバーチャルガールズデュオ・VESPERBELLの2ndワンマンライブに行ってきました。2023年6月3日に開催した1stワンマンライブから約1年半ぶり。そして、2024年7月にワーナーミュージック・ジャパンよりメジャーデビューしてからは初となるワンマンライブです。メジャー1st EP『RUMBLING』も引っ提げ、音源時点で進化・成長しているのは明らかだったんですが、それを実際に肌で感じる事ができた凄まじいライブでした。
1.輝きを増した新ビジュと熱狂に呼応するSFセット
2024年11月10日に新ビジュアル3Dお披露目があり、この日のライブも勿論その新ビジュアルでライブパフォーマンスとなりました。衣装にはお互いのパーソナルカラーや照明を反射する様な光沢感ある素材、発光するアクセサリーが散りばめており、それらが映えるステージセットや演出が施されていたと思います。
ヨミがいる下手側は青色、カスカがいる上手側は橙色、パーソナルカラーに合わせた照明が基本的に使用され、それぞれの存在感を際立たせていました。ろるあ先生のデザインは、現実感のあるスタイリッシュさと、デジタル感のある神秘性を兼ね備えているので、今回のセットとの相性も抜群だったなと。拡声器を持ってのパフォーマンスもしっかりあり、現実と虚構、光と影が織り成す景色に、思わず見惚れてしまう時間も多々ありましたね。
ステージセットに触れる前に、今回ライブ開演時にメッセージが表示されていたんですが、その一文が以下。
We’re going to start running toward a new stage.
加えて、今回のライブキービジュアルを手掛けてくださったSOLANIさんから込められた想いは次の通り。
ライブの熱狂 突き上げた拳と熱
それぞれの想いは会場、そして世界からデジタル空間、電子回路を通じてひとつのデバイスへ集約され、ひとつになる
SF感溢れる無骨な宇宙船みたいなステージセットには、このキービジュアルを再現した要素が随所に見られていました。2人の歌声やフロアの熱狂に呼応する様に照明は点滅を繰り返し、ギミックも動作していましたね。中央に鎮座していたスピーカー兼動力源へと、確かにエネルギーが集約されている感じがありました。VESPERBELLが向かっていく"新たなステージ”はきっと決まっている訳ではなくて。景色が変わっていく様に、エネルギーがある限り、ずっとそのステージは動き続けていくんだと思います。
目の前一面に蝶々が飛び交った「羽化」。青空が広がった「Twilight」。重低音が身体に響き、MVとレーザー全放出で視界を埋め尽くしてきた「Bell Ringer」は特にヤバくて…。歌詞に噓偽りなく、空の彼方まで羽ばたいていく勢いだった。本編ラスト「To The World」では、地球が見える宇宙空間まで飛び出していきましたからね。この2ndライブで彼女たちの旅が終わる事はなく、更に新たなステージへと走り続けていくんだと、そんな確信を胸に抱かせてくれる感動的なライブステージでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1737545763-WjYTudtH7UXIL6CNszRniMao.jpg?width=1200)
2.進化した歌唱力で魅せたライブパフォーマンス
音源段階で明らかに歌唱力の成長は感じていましたが、ライブではその期待を超えるパフォーマンスを魅せてくれました。1stワンマンと比べても、純粋にライブを楽しんでいる様子が伝わってきて、それだけ自信の現れも感じました。
芯のあるハスキーな歌声でインパクト強く発声するヨミと、丸みのある可愛い歌声で突き抜けていくカスカ。それぞれの特徴ある一方で、ピッチの安定感で言えばヨミに軍配が上がっていたんですが、カスカも肩を並べる程になりましたね…。しかも、感情の赴くまま咄嗟に出た突き抜けていく様な瞬発力は健在だったので余計に最高だった。ヨミも表現力を更に磨き上げ、楽曲によって情感を意識した歌唱に胸を揺さぶれました。グルーヴとがなりが映える「羽化」とか特に印象的でしたね。冗談抜きで、お互いの強みを吸収し合った?と思わせる進化ぶりでした(ビジュアルもお互い交換してる処ありますし)。その一方で、元々の強みを活かし切った歌割りが際立つ「Bell Ringer」は、歌唱力の面でも凄かったなと思わされましたね。
曲間の休憩も少ない中、アンコールの最後の最後までスタミナ切れを一切感じさせる事なく、その魅力溢れる歌唱を披露し続けました。「Hurt」や「Imperfect」では2人ともロングトーンを響かせ、観客を沸かせる瞬間もありましたね。ヨミは熱く煽り、カスカは笑顔を伝染させ、常に観客を巻き込んで、声を出させる余裕すら魅せていました。お蔭でライブ感も一層増し、何度もテンションは上がりましたね。楽曲パワーだけに頼らず、自分達で盛り上げるんだ!って意思を確かに感じました。
改めて、どんなメロディでも乗りこなす2人の流麗なボーカルラインは更に進化を遂げたなと。そして、このデュオだからこそ生まれる独特の美しいハーモニーと、一切の迷いなく目の前をド派手に切り裂いていく様な力強さの共存は、活動初期から変わらない最大の強みだと再認識させられました。
![](https://assets.st-note.com/img/1737465432-DhBqbryvOYiQNoUcPe92G7aW.jpg?width=1200)
3.ビッグサプライズ3連続!!!
1stワンマンでもサプライズがありましたが、今回も盛り沢山!まずは、中盤に披露された「RUMBLING MEDLEY」!1stアルバム『革命』より、「inspire」⇒「Revelation」⇒「Twilight」⇒「或いは虚空に夢を視る」を繋げてくれました。特に後ろ2曲の来タァ!!感は異常で、ガッツポーズ必至。「Twilight」歌い終わりにヨミが「出し切れよ!シブヤァ!」と煽り、彼女が率先してその言葉を体現するかの様に、「或いは虚空に夢を視る」のラスサビでもう一段階ギアを上げてきたのには痺れましたね。
2つ目はスペシャルゲストで登場したKMNZ。前日のKMNZワンマンと同じく、賑やかな雰囲気が微笑ましい限り。コラボする事は自明だったのですが、披露された楽曲がまさかの「RIZE」!2024年5月25日に開催されたRK Musicのオンラインライブ『VOICE SPARK』でLITAとはフィーチャリングしていたんですが、この5人体制では初披露。TINA・NEROもVESPERBELLの2人に負けない伸びやかな歌声でハモリも心地よく、そこに添えられるLITAのラップもむっちゃカッコイイのです。圧巻だったし、2日連続で、RK Musicの絆ァ!!を感じれて幸。
![](https://assets.st-note.com/img/1737465822-LteGAWiZ1OfXD8ck7vzTmUxw.png?width=1200)
そして3つ目は、アンコールラストの「RAMPAGE」しかもKSUKE remix!1stワンマンで初披露された時から個人的名曲認定している待望ソングな上に、始まってみるとなんか違う!ってなってビックリしましたね。美しいストリングスの響きをアレンジしつつ、ハードスタイルに化けてて。こんなん狂う!ってキック気持ち良すぎてずっと空中パンチが止まりませんでした。あと、やっぱり「RAMPAGE」で魅せるカスカのシャウトに近い歌唱が大好きだなと。ガチで鳥肌立つ。会場全体のボルテージも限界突破し、最高潮を迎えるのはラストしかないだろ!と、そんな気概すら感じる激アツパフォーマンスでした。ラスサビ前の「お前ら~!愛してるよ~!!」のメッセージも確かに受け取りました。こちらこそ、BIG LOVE.
![](https://assets.st-note.com/img/1737465484-dHcvNB7Dm3K5ZyG0aknU2Tej.jpg?width=1200)
4.変わらない大切なモノと攻めの姿勢
最後にこのトピックでMCについて触れさせてください。本編ラストのMCでは、2人から熱い想いを語ってくれました。
ヨミからは、「音楽活動をするに当たって支えて貰ってばかりの私が、唯一恩返しできる"ライブ"って場所をどれだけ大事にして愛しているのかっていうのは、今日の『RUMBLING』で伝えられたかなと思いました!」と、自身の想いを全力で語ってくれました。また、VESPERBELLとして活動して5年目になり、メジャーデビューや後輩もできて環境が変わる中でも、変わらず支え続けてくれたBELLSやVESPERチーム、そして隣で共に走り続けてきたカスカへの感謝を伝えつつ、「これからも進化し続けていくし、音楽の世界を走り続けていきたい。周りの環境も変わっていくと思います。それでも変わらない大切なものがあるから私は活動を頑張れている」と、涙混じりに心境と決意を語ってくれました。
カスカからは、「昔から1つの事に熱中して本気で頑張る事が苦手で…。何事も長続きしなかった私なんですけど、音楽という生き甲斐に出逢えて、ヨミちゃんという最高の!最強の!相方に出逢えて、こんなに沢山の人に愛されて、今日という日を特別な日を迎えられて、本当に幸せな事だなと思います」と、素直な想いを聞けて、良かったなぁ…頑張ったなぁ…と、何だか親心みたいな気持ちで涙出てきましたね。
環境が変わる中でも、待ちの姿勢ではなく、「こっちから変わってやろう!」という気持ちで成長を続けてきた攻めの姿勢は、まさにVESPERBELLらしさだなとも感じていて。今回のライブも通過点に過ぎず、これからも彼女達らしい力強さで新たな道を切り拓いていって欲しいと思いました。その姿に感化され、此方も背中を押されたので感謝しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1737463857-idjZ0LTuc8poJB1kvs29Fx54.png?width=1200)
改めて、激アツ楽しすぎて狂えるライブでした!1stからの進化ぶりが本当に凄くて驚かされました。ビジュアルや演出はスケールアップし、歌唱力はパワーもスタミナもテクニックも格段に向上。更に、伝えたい想いや未来への姿勢などメンタルも強固になっていて。VESPERBELLの無敵感に改めて惚れ直しました。サプライズで告知された6月の3rdワンマン、もし生バンドだったら更に凄い事になりそうですが、どうなるのか…。楽曲もきっと増えるだろうし、何はともあれ期待が高まります。本当にありがとうございました!また必ず遊びにいきます!
![](https://assets.st-note.com/img/1737387839-AvTqWsxUiBgD3746XZya8hJf.jpg?width=1200)
#VESP2ndONEMAN
— ヨミ / VESPERBELL (@vesper_yomi) January 16, 2025
本当に本当にありがとうございました!
歌を通じて私たちを知って、更に愛を向けてくれる人達があんなに居たことを改めて実感できて本当に良かったです!
デカい声!デカい愛!
現地ライブって本当にだーいすき!
6月、3rdワンマンで会おう^_^ pic.twitter.com/pCCNQhyoNn
最高で最強の一生忘れられない日になったよ
— カスカ / VESPERBELL (@vesper_kasuka) January 16, 2025
駆けつけてくれたみんな本当にありがとう!
みんなからの熱い気持ち届いたよ!!!!!
私からも届いたかな?
また6月会おうね!
#VESP2ndONEMAN pic.twitter.com/JmTlmrDrgN
VESPERBELL 2nd ONE-MAN LIVE RUMBLING
— VESPERBELL OFFICIAL (@vesperbell_info) January 16, 2025
at Spotify O-EAST
ご来場いただいた皆様、配信で視聴いただいた皆様
有難うございました!!
Photo by Sotaro Goto@soootaroVSHB
#VESP2ndONEMAN pic.twitter.com/uH4JrNf51f
【セットリスト】
1.鳴動
2.Hurt
3.ignition
4.Noise in Silence
5.羽化
6.Trust me
7.EX MACHINA
8.RUMBLING MEDLEY(inspire ~ Revelation ~ Twilight ~ 或いは虚空に夢を視る)
9.RISE feat. KMNZ
10.Imperfect
11.Bell Ringer
12.VERSUS
13.To The World
(Encore)
14.Eclipse
15.RAMPAGE(KSUKE remix)
いいなと思ったら応援しよう!
![こーへー](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/42132353/profile_c6558ebfc82d363c9574d424321ef51d.jpg?width=600&crop=1:1,smart)