今週の良かった新曲感想【1/23~1/29】
どうもです。
毎週恒例の新曲感想記事。1/23~1/29リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に自信をもってオススメできる曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に。ではどうぞー。
#1『Starlight』/ ルティス
中国出身のVTuberグループ「PSPLive」所属、YouTubeには動画投稿もしていますが、メインはbilibiliで活動しているお医者さんVTuber"ルティス"の初のオリジナル楽曲。作曲:難波研、作詞:アメミヤチカ。
歌声があまりに綺麗すぎて、一目惚れならぬ一耳惚れしました。神秘的なメロディにピッタリな透明感溢れる美しい歌声で、それでいて若干幼さもあって。むっちゃ良いです…。癒される越えて浄化される領域。この娘は見つけて貰えさえすれば一気に伸びそうな気がします…。てか聴いてくれ。
#2『Specter』/ 星街すいせい
VTuberグループホロライブ所属の星街すいせい、1年半ぶりとなる2ndアルバム。本作は田淵智也&堀江晶太、キタニタツヤ、Ayase、ポリスピカデリー、ナナホシ管弦楽団、じんなど豪華クリエイター陣が楽曲を提供。
つよつよ作曲陣すぎるのでクオリティはやはり申し分なく、バラエティ豊かで曲順も完璧、満足感しかない1枚でした。すいちゃんの歌の振り幅も1stより更に広くなって新鮮な一面も多かった印象。ポエトリーリーディングっぽい部分とか力強くてかなり好み。彼女がこれまで抱えてきた感情を歌ったモノも多く、インタビューでも「普段の配信はエンターテイナーでありたいからこそ、自分の中に間違いなくある負の感情は音楽にぶつけてみよう」と答えていました。Tr.6「放送室」や彼女自身が作詞を手掛けたTr.7「デビュタントボール」なんかは特にそれを感じますね。イチバン好きな曲はTr.10「ソワレ」でガチ名曲。ナナホシさん覚醒しすぎ、どうかしてる(褒め言葉)。転調お化けだし、音のハマり方の気持ち良さが異常。Tr.11「Newtone」もアルバムを締めくくる曲として機能しまくってて爽快感が最高に好き。
このアルバムリリースを記念した2ndソロライブも現地行って参りましたので、この記事最後のライブレポートも良ければ是非。
#3『未完成アンチテーゼ』/ MaiR
「ALIVE MUSIX」所属のVsinger "MaiR"。昨年10月からの6ヶ月連続シングルリリース第4弾。作編曲:Rockwell、作詞:MaiR。
相変わらず真っ直ぐで力強く、このひたむきさが本当に大好きです。勇気づけられるし、「愛すべき仲間達」が同じく活動を共にしてきたVTuberやスタッフ、ファンの事を想っている様で心打たれます。サビ直前の音消しと、畳み掛けてくるラスサビが激アツすぎる。ライブで早く聴きたいですわ。
#4『GINSICK』/ HEAVENSGATE
オーストラリアはメルボルン出身のニューメタルコアバンド。2月24日にデビューEP『AND ALL I LOVED, I LOVED ALONE』のリリースを控えており、そこからシングルカット。
どのパートも非常に強烈で不協和音も鳴りに鳴ってて最高。アグレッシブな前半とは打って変わって、後半は叙情系の雰囲気が色濃く出るのも面白く、スクリームとクリーンが切なく響き渡ります。昨年2枚のシングルも良かったので、このままEPは名盤になりそうな予感。
#5『Web of Lies』/ COLDSTATE
アメリカはインディアナポリス出身のプログレッシブ・メタルコアバンド。昨年10月に1stシングル出したばかりのバンドで、2曲目も遂に。
またもクオリティ高すぎる。しかもむっちゃタイプです。ダイナミックなプログレッシヴリフが力強く、裏でピロピロしてるのも美しい…。バウンシーな仕上がりで自然と身体が動いてしまう処に、スッと入ってくるクリーンの爽やかさたるや。心地良すぎるスタイルチェンジの極み。
#6『Re-raise』/ アザミ
シンガーソングライターとして活動するアザミが3ヶ月連続リリース企画を実施。第1弾はアザミが楽曲提供をした、TVアニメ『カードファイト!! ヴァンガード will+Dress Season2』のEDテーマ「Re-raise」をセルフカバー。
イントロからカッコよすぎるのと、ベースが終始気持ちいいですわ。好きなタイプ。リズミカルで軽やかなメロディに反して、粘着質な歌い方が耳に残るというかクセになります。言葉一つ一つをハッキリ言わずに英語のリエゾンみたいに繋げる感じも独特で好き。
#7『ANTIHERO』/ DUSTCELL
クリエイティブレーベル「KAMITSUBAKI STUDIO」所属、MisumiとEMAによる2人組ユニットDUSTCELLの新曲。揚茄子央の読み切り「ハッピーハッピーエンドルフィン」のプロットにインスパイアされた楽曲として制作。
いやぁ…良い!ダークでメランコリックな雰囲気かと思いきや、それを吹っ切ると云うか掻き消すサビの尖り具合よ。ニヤける。思わずリピートしたくなる中毒性もあって、雰囲気抜群なんでライブで化けそうですね。3月の神椿フェスで披露してくれないかなと今から楽しみです。
#8『名付け (Naming)』/ Merry Chrimcheez
韓国のVTuberグループ「VRECORD」所属のMerry Chrimcheez、初のオリジナル楽曲。彼女自身で作詞作曲も手掛けています。
最初に紹介したルティスさんもそうですが、やっぱ日本語で歌っている以上はターゲット日本人なんですかね。日本語の響きが好きだから、ってだけの可能性もありますが。何はともあれ、この曲も良い。安定したギターが気持ちいいポップなロックナンバーで、爽やかさとほのかに切なさも漂うのが好き。主張しすぎないピアノが良い仕事してるわ。優しい歌声がスッと身体に沁みてきます。
#9『Resonant Piece』/ 月深ツキ
歌手・声優である中恵光城プロデュースの下、活動している個人勢VTuber月深ツキの4ヵ月連続オリジナル曲リリース第1弾、通算3曲目となるオリジナル楽曲。
あれ…エロゲソングっぽくて良い!作編曲:Meis Clauson!やっぱり~!って感じでした、個人的には。聴き馴染みある方はすぐピンと来るんじゃないかと思いました。ストリングスの音色と拡がり方とか凄い特徴的なので。気になる方は『月の彼方で逢いましょう』の「With Tomorrow」がガチ名曲なので是非。閑話休題、彼女自身が作詞を手掛けた歌詞には真摯な姿勢が詰まっており、「声が届く場所まで 響かせよう」とある様に、ツキちゃんの澄み切った高音が遠く高く響き渡るのが非常に気持ちいい1曲でした。歌い方にメリハリがあると云うか、キレのある感じとても好き。
#10『No Butler, No Life.』/ 従井ノラ
VTuberグループ「深層組」所属の従井ノラ、待望の初オリジナル楽曲。作編曲:REDALiCE、作詞:まろん (IOSYS)、と最強すぎる組み合わせ。
やっぱサウンド強すぎるんでクラブで聴きてえ…。ノリノリにならざるを得ない。2:03~のエモーショナルパートと、ラスサビへの持ってき方はオタクウケかなり良いと思います。UOグルグルしてるの何か想像つく。歌声も等身大の感じが寧ろ良くて「ボクは執事だぁ~」のトコ好き。
#11『UMenity』/ 涼海ネモ
VTuberグループ「774inc.」所属の涼海ネモ、1月28日に誕生日を迎え、誕生日記念ライブでも披露した初のオリジナル楽曲。作詞:ANEHOKURO、作編曲:尾崎和樹(Galileo Galilei)。
コレは名曲です、マジで良い。落ち着いた入りから徐々に音数が増えて、各パートの変化を楽しめる1曲。時計の秒針音?とか小気味いい。コーラス、クラップ、サックスによるジャジーな雰囲気が出てきてからのサビが特に良くて。心も身体も委ねてしまうサウンドスケープの中、繊細なガラス細工の様な美しい歌声が芯を持って響かせてくれます。ネモたの実の姉であるANEHOKUROが手掛けた優しく話しかける様な歌詞、「自由に自由に自由に」や「夢中で夢中で夢中で」の歌い方もむっちゃ好きですね。ラスト40秒の過程もお洒落で、余韻を妨げない至極のアウトロ。リアルライブで更に化ける可能性大です。
#12『Borealis』/ Aurora Atria
スペイン語圏で活動されているVTuberグループ「LeFolk」所属1期生、Aurora Atriaの初のオリジナル楽曲。作編曲:Akello & Aki Chan、作詞:Reion。
今月21日にデビューしたばかりなので、オリ曲引っさげてきた感じ音楽路線で行くのか期待してしまう。ちゃんと上手いし…。幻想的な雰囲気で、スペイン語独特の美しい響きとリズム感が前面に出て存在感を放つ1曲。その美しい歌声で奏でるメロディラインも本当に気持ちいいです。
#13『君と、みんなと。』/ 葉月宙
キミの唯一無二になりたい!皆の想いを形にしたい!という想いの元、活動している個人勢Vsinger葉月宙、初のオリジナル楽曲。作編曲:Junya Tanaka、作詞:Vachee。
ポップで親しみやすいメロディが印象的で、程よく彩ってくれるキラキラサウンドが好き。跳ねる様なリズムが癖になるし、それを軽快に乗りこなす柔らかい歌声もとても可愛らしいです。ライブで盛り上がる要素もあるし。あと「最高の友に出会えた奇跡の確率」って歌詞が個人的には刺さる、本当に。出逢えて良かったです。ありがとう。
#14『Instinct』/ Everghost
アメリカはミシガン州デトロイト出身のメタルコアバンド。記念すべきデビューシングル。
さすがDreambound、また良いバンドと出逢えましたわ。開幕から勢いも良く、無慈悲に刻まれていくヘヴィリフの厚みが最高に気持ちいいです。スクリームボーカルも掠れ気味のミドル中心に安定感あって、クリーンとの交錯も綺麗です。ブレイクダウンへの約束された入り好きすぎる。
#15『Faint Light』/ Blueshift
アメリカはアラバマ州ハンツビル出身のプログレッシヴ・メタルコアバンド。2年ぶり、新しいVo. Brent Hernandezを迎えての新曲。
お帰りなさい。嬉しいですね、しかもバカ良い!今月屈指の名曲。プログレッシヴ・メタルコアに求めている美しさが全て詰まっている。繰り広げられる超絶技巧とそれに絡みつくボーカル、複雑ながら計算された展開美。彼ら特有の浮遊感も健在でディープでオシャレな雰囲気が堪らんです。1st『Voyager』を越える名盤が生まれそうで期待してしまいますわ。
#16『HOLLYWOOD SUICIDE』/ GHØSTKID
ドイツ出身のSebastian "Sushi" Biesler(ex-Electric Callboy)によるメタルコアプロジェクトの新曲。
2020年にリリースされたセルフタイトルアルバム『GHØSTKID』は名盤でしたね。2021、2022はEDMリミックスみたいな曲ばかりで正直微妙だったんですが、この新曲でまた戻ってきてくれました。不気味さ全開、この攻撃的で凶暴な感じがやっぱり堪らない。クリーンでのメロディセンスも衰えておらず、瞬時にスクリームに切り替えていくのも彼らしい。ザ・叫び。
―――以上、1/23~1/29はアルバム1枚、シングル15枚の新曲感想でした。Vオリ曲豊富すぎて最高の週だった…。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり、シェアしたりしていただけると大変励みになります。よろしくお願いします!
ではまた!
#ライブレポート
【1/28 星街すいせい 2nd solo live "Shout in Crisis"@東京ガーデンシアター】
なんと"現地"行ってきました!二度の抽選で落選するのも、リセールで大逆転当選。座席アリーナ前方だしマジで嬉しかった。来れて本当に良かった。直前で声出し解禁になった事もあり、思い残す事なく楽しめたし、会場の盛り上がりを肌で感じれて最高でしたね。現地がやっぱり大好き。
全体的にMV風で、星空や夕焼けをバックにした雰囲気重視の演出で世界観に浸る事ができました。「灼熱にて純情(wii-wii-woo)」なんかは文字通り炎の特効もあって激アツでした。すいちゃんのパフォーマンスは終始圧巻で、生バンドセットなのもあって迫力満点。間違いなく歌姫が"そこにいた"。以下、何個かポイント箇条書き。
MCでは、今回のアルバム制作に際しての想いを話してくれて。インタビューでも答えていた、普段の配信では見せられない(見せたくない)苦悩や葛藤を今回音楽で表現した話。大勢のファンが見ているライブ会場でも改めて伝えてくれたのは、そういった事に対して彼女自身の中で恐れがなくなったんじゃないかなって気がして、表現者としてアーティストとして本物になったと云うか一段高みに登ったなと。やっぱアイドル"星街すいせい"としてのブランディングとか自己プロデュースが上手くてプロ意識も高いので、この辺りの殻を破ったじゃないけど、良い意味で内側を魅せてくれたのは、ファンとしてもやっぱり嬉しいし、益々応援したくなりましたね。
って事で、すいちゃんの歌声を沢山聴いて、想いを受け取って、パフォーマンスを見れた幸せを噛み締めて3rdソロライブまで生きます。
【1/29 アイドルマスターシャイニーカラーズ PANOR@MA WING シリーズ完走記念イベント@カルッツかわさき】
シャニマスの最新PANOR@MA WINGシリーズ完走記念イベントの夜の部に当選したので行ってきました(いわゆる、リリイベ)。出演者はアルストロメリア・アンティーカ(礒部花凜さん欠席)・ノクチル。
前半30分はトークで、楽曲の推しポイントやアイドルとして歌う時のこだわり、レコーディング前の会話がテーマで。特にこだわりの話が本当にキャストさん其々違って興味深かった。黒木さんの司会進行はやはり巧みだなって云うのと、典子のスケッチブック芸に笑いを隠せなかった。あと、トークパート終わりの挨拶が面白くて。黒木さんスタートだったんですけど、謎にポーズも決めてく流れができて会場が笑いに包まれてましたね。田嶌紗蘭さんが何やるにしても全力出し切ってくれるの堪らなく好き。
ライブパートはアンティーカ⇒アルストロメリア⇒ノクチル⇒全体、の流れで2曲×3と、全体2曲の計8曲!もう大満足です。正直こんな聴けると思わなかったので。アルストロメリアは「Give me some more…」がダンスとか表情とか込々でむっちゃ化けて最高だった。中毒性ありすぎる。アンティーカは「浮動性イノセンス」がやっぱカッコいい、シンフォニックメロスピ。ノクチルは「アスファルトを鳴らして」がハイパーエモーショナルでしたね、情景が浮かび上がる映像的パフォーマンスだった…反則だろ。
3月に開催される全体5thライブがホロライブと被ってて行けないので、このリリイベで最新曲を半分以上回収できたのは本当にありがたかった。そんで、座席が前から5列目(2列使ってないので実質3列目)で近すぎた、わずか5mしかない。表情や視線、指先の細かい動きとかハッキリ見える距離で満足です。目の保養すぎる。また、パフォーマンス中は基本キャラコンセプト守ってるので、圧倒されつつも普通に勉強になりましたね。土屋李央さんなんか殆ど表情崩さなくて、瞳が完全に樋口円香のそれだった。また、希水しおさんは初めてのリリイベって事もあって、センターに立って堂々とパフォーマンスされてました。4thライブでも思ったけど仕上がりカンペキすぎて本当に凄い。話を振られた時の返しが微妙にズレてて面白いのも好き。推しの芝崎典子さんはリアルイベントでも典子ワールド炸裂しててトーク相変わらず最高でしたね、面白くない日が無いのヤバすぎるw ライブも可愛いすぎて、終始おぉオオオ、典子ぉおおオオオって感じでした。
では今回はこの辺で。また来週お逢いしましょう!