ハードルを高く設定する
あることを手伝ってもらえないかと知り合いから相談を受けた。
得意分野であったので、即答で「可」とお返事をする。
打ち合わせを何度か行い、お仕事として受注することに。
そして毎回毎回悩む価格設定だが、今回はすんなりとパスした。
なぜなら、相談された知り合いと事前に打ち合わせをしていたから。
自分の閾値を超えた(高すぎると思う)価格を提示するための方法をひとつ学んだ。
それは、事前に人に相談して「その値段は安すぎる!この値段で行きましょう!」
と背中を押されること。
自分で決めた価格というよりも、「第三者もお墨付きだ」と、脳みそが勝手に騙されているからだろう。
おかげで、希望する価格で受注することができた。
しかし、クライアントのゴール達成のハードルは極めて高く、お手伝いすることでどの段階で報酬をいただくべきかを迷った。
ほぼ同時に、クライアントからもどの時点で支払いが発生するかと聞かれた。
超えるべきハードルは、4つか5つある。
ひとつのハードルを超えるごとにいくらという交渉も可能であった。
最も難易度が高いと思われるハードルを超えたらと、口が勝手に返答していた。
つまり、稼働はするも、成果が出なければ報酬はゼロ。
ただ、せっかく声をかけてもらい、クライアントもかなりのチャレンジをされているのだから、その波に一緒に乗らしてもらった。
自ら決めた高さのハードルを超えたら、希望の報酬をいただける。
このほうが、自分に与えられたミッション達成へのモチベーションが高くなる。
お仕事への熱量も高くなる。
成果獲得へ必死になる。
そして、ハードルを超えたのだから、希望の報酬を自信を持っていただくことができる。
すると、自分の価値を高められたり、自分の価値に気付いたり。
次からの見積もりは、その自分が基準となる。
だれも損しない。
たまには、ハードルを高く設定しよう!