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とうさん、父さん、倒産 【戦略MG】

EXTAGE株式会社主催の戦略MGに参加してきました。
自分のポンコツさに情けなくなったのですが、備忘録として残しておきます。
多分、今までの参加者で一番ポンコツであったかと。

戦略MGを一言であらわすと、経営者を疑似体験できるゲームです。
材料を仕入れ、工場で加工し、完成品を営業所へ出荷する。
ものを動かすときには、費用が発生する。
材料をいくらで仕入れるのか、加工品をいくらでどこで売るのか、工場に人を何人雇うのか、広告費をかけるのか、借金はいくらするのか、、、、、
考えることは、山ほどある。
(本当の経営とは、比べものにならないほど少ないであろうが)
この時点で、経営者ってすごいなと思ってしまう。
企業が大きければ大きいほど。
事業が多様であれば多様であるほど。

1日で行う3期のうち、1期目はゲームのルールを理解するところから始まります。
ここめっちゃ大切。
これから参加される方は、事前にざっと確認していかれることをお勧めします。

ゲーム開始から全員同じ動きをしていた1期目ですが、途中からは自分の考えで行動していきます。
お金の動きを逐一シートに記載していき、1期目が終了。

ここから、売り上げの計算、費用の計算、棚卸しなどをしながら、損益計算書(P/L)と貸借対照表(B/S)を仕上げていきます。
シートに全て計算式(どことどこをたす、どこからどこを引く)が書かれているので、その通りにしていけばOKです。
ですが、ぼくは1期目のシートですでにミスっていたのです。(この時点では気づかない)


あっ全然わかっていないと思いながらも2期目がスタート。

極々たまに、全く理解できない、全くできないけど立ち止まれないというシーンに遭遇する。
歴史がとにかく苦手だった歴史のテスト、
鉄棒がとにかく苦手だった体育の授業中、
社会人になってからは、記憶にない感覚が全身に走る。
冷や汗が出るわけでもなく、鳥肌が立つわけでもなく、頭頂部から足の先までが何かを拒絶している違和感のかたまりのようなもの。

2期目をゲームしている最中、そして決算書を仕上げていくときと
そんな感覚であった。

結果、2期目は、「倒産」でした。

原因は、1期目の決算書が間違っていたので、
2期目の決算書の数字がとにかく合わない。
講師の西田さんにも見てもらうも、修正しようがないとのことで、
「とうさん」宣告をいただいてしまいました。

そのままずるずると2回目の2期目が始まり(倒産したため2期目のやり直し)、結果は。
売り上げと費用の現金勘定が合わない。
出金明細に、書かなければならない費用がダダ漏れ。
もう完全にお手上げ状態に。


晩ごはんを食べながら、今日の出来事を妻と10歳の子どもに伝える。
妻からは、「向いてへんな、そもそもバイトでレジ締めとかしてこーへんかったん?」
子どもからは、「父さん、会社なんで辞めたん?急に不安になってきた」
と言われる。

確かに。

戦略MGの最初と最後に言われた言葉は、
25期で経済がわかり
50期で経営がわかり
75期で戦略がわかり
100期で人間が変わる

やはり、経験に勝るものはない。
ここで、止まるも前に進むも自分の人生。

まずは1期目の決算報告書を修正し、1回目の2期目の数字が合うのかを確認する。
ただし、2期目の数字があっていたとしても
「倒産」している可能性が極めて大きいのであるのだが。

ゲームの内容をようやく理解できたので、振り返りながら、シュミレーションを行なってみます。

決算書を見て、事業計画を立てるのは、まだまだ先になりそうです。



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牧野 泰尚 Makino Hirotaka l メディカルライター
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