タロー @ Crush On Cinema

映画に関するポッドキャスト『Crush on Cinema!』を配信しています。こちらではTwitterアカウント(@CrushOnCinemaLL)でのつぶやきのまとめや、映画に関する諸々の記事を公開していきます。コメント、ご質問やご要望はお気軽にどうぞ!

タロー @ Crush On Cinema

映画に関するポッドキャスト『Crush on Cinema!』を配信しています。こちらではTwitterアカウント(@CrushOnCinemaLL)でのつぶやきのまとめや、映画に関する諸々の記事を公開していきます。コメント、ご質問やご要望はお気軽にどうぞ!

マガジン

  • 映画つぶやきまとめ

    Twitterアカウント(@CrushOnCinemaLL)で、映画についてつぶやいた内容を作品やトピックごとに切り抜いてまとめたものです。本人の備忘録でもあります。

  • 銀幕の遠景

    映画を観る、という体験をちょっと深めてくれるかもしれない豆知識や社会的/歴史的な背景を紹介するマガジン(になる予定)です。

最近の記事

  • 固定された記事

2022年 新作鑑賞全作品フェイバリットランキング

はじめに今年開設した映画ポッドキャスト『Crush on Cinema』、おかげさまでこれまでに16本のエピソードを公開し、予想を遥かに上回る多数のリスナーの方に聴いていただくことができました。聴いてくださった皆さま、本当にありがとうございました🙇‍♂️💕🎉 特にニンパイさんと共に『花束みたいな恋をした』について語ったエピソードなどはApple Podcastsのカテゴリランキングで1位になるなど、本当に夢にも思っていなかったようなことになっており、「映画について語る」こと

    • 『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』を観ながら思ったこと

      • 映画『関心領域』についてディープに語ってみました

        公開初週の興行成績が洋画第1位ということで、そのシリアス極まりない題材にも関わらず大きなヒットとなっている本作『関心領域』ですが、個人的に優先度の高いテーマということもあって、ちょっとがっつり深めに語ってみました。 本作の撮影、音響、そして作品に込められた監督のメッセージ、今この時点、2024年というタイミングにおけるこの作品の特別な「意義」といったようなことなどについて語っています。ぜひご一聴ください。 この作品、本当に深掘りすると無限に掘っていけるタイプの作品なのです

        • 映画『オッペンハイマー』の補助線:スティムソンの「京都」発言

          ついに日本公開が決まった『オッペンハイマー』ですが、試写会などもスタートし、制作側の「何かの答えを提示するためでなく、議論を呼ぶことを目的とした」という思惑通り、日本においてもやはり、既に賛否双方の声があちらこちらから聞こえ始めています。 わたしとしても制作側の意図は尊重して、この作品については自由に議論されるべきで、いろんな理解や解釈があっていい、という立場なのですが、やはりプロットが複雑だったり、日本人からするとやはり馴染みの薄い世界の、半世紀以上前の話、ということもあ

        • 固定された記事

        2022年 新作鑑賞全作品フェイバリットランキング

        マガジン

        • 映画つぶやきまとめ
          21本
        • 銀幕の遠景
          1本

        記事

          『キャロル』再訪

          恵比寿ガーデンシネマでやっていたクリスマス特別上映で『キャロル』を再見して、やっぱり素晴らしかったので、初見時に当時のブログに上げた記事を再掲しておきます。 映画『キャロル』トッド・ヘインズ監督による、ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラが、ふたり揃ってアカデミー賞主演女優賞と助演女優賞に最有力候補としてノミネートされている、「うつくしい人」度が致死量レベルに達してしまった作品です。 何というか、あまりに「うつくしい」がゆえに、もう何というかあまり正面から語る気が起き

          2023年 劇場訪問回数ランキング

          ということで、もう一つ、年間鑑賞作品などを振り返る、別の観点を。映画を観に行った劇場ごとに、訪問回数をカウントしてみました。 (トータルで28館にお邪魔していましたが、上位10館のみのリストで。11位以降は2回訪問が5館、1回訪問が13館でした) 劇場別訪問回数ランキンググランドシネマサンシャイン 池袋 - 19回 109シネマズプレミアム新宿 - 15回 イオンシネマ A - 11回 新宿バルト9 - 11回 TOHOシネマズ新宿 - 11回 新宿ピカデリー

          2023年 劇場訪問回数ランキング

          2023年 劇場鑑賞新作 字幕担当者様 ありがとうございました

          今回は例年より早めに〆たので、年間鑑賞作品のリストを見ながら色々と余分に考える余裕があります。ということで、前々からやろうと思っていた「字幕担当者」さんを軸にして振り返る、ということをやってみました。 わたしは観た作品をデータベースで管理しているのですが、それを CSV でエクスポートして、ChatGPT に食わせて加工してみたのが以下になります。 (※なお本文中の字幕翻訳者のみなさまについてはすべて敬称略ということでご容赦ください) 新作鑑賞リストでの登場回数ランキン

          2023年 劇場鑑賞新作 字幕担当者様 ありがとうございました

          2023年劇場鑑賞全作フェイバリットランキング(新作のみ)

          ということで2023年もいつのまにやら大詰めを迎えていて、年末恒例の「全鑑賞作品」ランキングの時期がやってきました。今年はなぜか「旧作の特別上映」が素晴らしく充実していて、映画館には例年以上に足繁く通った割に、新作は90本弱という辺りに落ち着いています。年内ひょっとしたらあと1本か2本観るかもしれないのですが、その場合は後日改めてランキングを修正させていただく予定です。 なお、今回はYouTube動画の方でトップ10について語っていますので、特にコメントはつけず、ランキング

          2023年劇場鑑賞全作フェイバリットランキング(新作のみ)

          映画『オッペンハイマー』を楽しむために:科学者名鑑

          先日、アメリカに『オッペンハイマー』を観に行ってきたんですが、初見時、割と面食らったのが「登場人物の多さ」だったんですね。序盤からどんどん人が出てくるんですが、『キル・ビル』みたいに名前と所属をスーパーで入れてくれたりしないので、ついていくのが結構大変で。 なので、今後日本で公開された時のために、初見でも「誰が誰だか分からない」ということのないように、マンハッタン計画に関わった科学者たちの中で、本編中である程度、出番のある人物を一覧化しておきます。これさえ見ておけば、脳のリ

          映画『オッペンハイマー』を楽しむために:科学者名鑑

          アメリカで『オッペンハイマー』を観てきた話

          2023年7月23日に公開され、『バービー』と共に全米映画界とSNSを席巻したクリストファー・ノーラン監督の最新作『オッペンハイマー』ですが、現時点(2023年9月30日)で、まだ日本公開未定、という状況です。 クリストファー・ノーランのファンであり、キリアン・マーフィーの大ファンでもある自分としては、もはやこれ以上手をこまねいてはいられない、ということで一大決心の下、『オッペンハイマー』を観るために、アメリカはハリウッドへの二泊四日の弾丸ツアーを決行しました。 その旅の

          アメリカで『オッペンハイマー』を観てきた話

          『さらば、わが愛/覇王別姫』つぶやきまとめ

          1993 年のカンヌ国際映画祭で中国映画として初のパルム・ドールを獲得し、翌 1994 年、日本でも大ヒットとなった『さらば、わが愛/覇王別姫』が、今回、公開 30 周年を記念して 4K レストアされ、日本では 2023 年 7 月 28 日から劇場で公開されています。 この記事ではこの傑作に関するつぶやきをまとめています。 109シネマズプレミアムでやってる『さらば、我が愛/覇王別姫』、3回観たんだけど(1回は35mmフィルム上映)、特典のポストカード、1回目は1つの袋

          『さらば、わが愛/覇王別姫』つぶやきまとめ

          『バービー』に仕掛けられたもの

          2023 年 8 月 11 日公開の『バービー』について結構がっつり語るエピソードを公開しました。 今回は監督のグレタ・ガーヴィク、主演女優マーゴット・ロビー、撮影、字幕といったあたりを切り口に語る前半部分の後、後半部分ではかなり核心に踏み込んで、この作品には一体「何が仕掛けられているのか」というところを語っています。未見の方は前半までで止めていただくのが良いかと思うんですが、後半部分では(あくまで個人の見解ではありますが)、この作品を観て 何だか引っかかってしまった人

          『バービー』に仕掛けられたもの

          難解な映画のこと

          「難解な映画」についての話が流れてきて、少し考えた。 「難解な映画」というのは、噛み砕いてざっくり言えば「意味が分からない映画」ということだろう。しかし、「映画の意味が分かる」とはどういうことか。 仮に、「意味が分かる」ということを「自分の中の特定の部分に収まり、他の何かと繋がること」だとすると、ある映画が、自分の心の中に居場所を見つけてそこに収まり、自分の記憶や知識などと繋がった時、その「映画の意味が分かった」ということになる。 では「難解な映画」とは何かというと、「

          難解な映画のこと

          『ウーマン・トーキング 私たちの選択』 つぶやきまとめ

          2023年6月2日公開の『 ウーマン・トーキング 私たちの選択』に関するつぶやきをまとめて置いておきます。

          『ウーマン・トーキング 私たちの選択』 つぶやきまとめ

          【映画】『aftersun/アフターサン』について語る時に考えたこと

          ポッドキャストで5/26に公開された『aftersun/アフターサン』について語るエピソードを公開したのですが、今回のこの作品は本当に語り切れない、底なし沼のようにエモーショナルな作品だったので、ちょっと語っていても言いたいことが伝わる気がしなかったので😂、一覧性の高いテキストで眺めれば、もう少し伝わりやすい、もしくは、何かを誘発しやすくなるのではないかという一縷の望みをかけて語り始める前の準備として用意したメモを貼っておきます。 二度、三度と繰り返し観直す方が結構多い作品

          【映画】『aftersun/アフターサン』について語る時に考えたこと

          『ソフト/クワイエット』 つぶやきまとめ

          2023年5月19日公開の『ソフト/クワイエット』に関するつぶやきをまとめて置いておきます。 こんな世界に彼らは生きてるのか、と思うし、自分が生きてる

          『ソフト/クワイエット』 つぶやきまとめ