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今週見た映画 9/13~9/19

ミッドサマー 1点

ホラージャンルなのに、舞台は白夜だからずっと明るいってのはホラーにおいて面白い挑戦だなって思ったけどそれ以外は可もなく不可もなくと言った感じ。面白いって言ってる人はバックトゥザフューチャーを見たら、目玉飛び出るんじゃないだろうかって思ってしまうくらいに、ストーリーはどっちつかずで、最近見たアンフレンデッドの方が方式としては挑戦的かなと。まあ鮮やかな映像で繰り広げられるグロ描写ってのだと面白味があるんだろうけど、昨今どれだけグロくしたらいいかみたいなことを発想している映画が溢れているから、グロ描写もそんなにキツくも感じない。

スキン~あなたに触らせて~ 2点

なんか社会風刺がしたいんだろうけど、オムニバスも全く上手くいってないし、人々のコンプレックスが尖りすぎてるしで、何を言いたいのかわからなくなってる感じ。でもピンクとパープルで構成された世界観は結構独特で、前述のミッドサマーみたいにストーリーに対してその鮮やかな色彩は見ていて不思議な感覚を覚える。なんて言えばいいのかな。風邪をひいた時の夢みたいな。

エンドレス・エクソシズム 1点

笑っちゃうホラー映画。怖くないし、面白くもない。なんでこんなに酷いのか考えてみたが、恐らくこの作品には緩急とは思えない緩急がありすぎる。まるでホラーパートとドラマパートの区切りを教えてくれているかのような構成のせいで、驚かしがあっても全く驚きがない。まあこう来るだろうねという予想の範疇を越えない心霊現象がただただ繰り返されるだけ。しかもベースが悪魔なので日本人が見るとなると幽霊とかと比べて、没頭できないきらいがある。

スケアリーストーリーズ 怖い本 3.5点

少し古い時代の仲良しな少年少女たち。ITとかスタンドバイミー、グーニーズと言ったもう使い古されたような構図のホラー映画かぁと思っていたら、まさかの……といった感じ。しかも怪異にやられていく登場人物たちのやられ方も、あんまり見たことのないような呪われ方で、結構離脱シーンも楽しく見れた気がする。何より物語のキーになっている「自分が主人公の怖い話が勝手に本に描かれてその通りになる」っていうのは大好きなデスノートに通じる何かを感じて面白かった。ネタバレになるから多くは言わないけどホラー映画には珍しい前向きエンドだったからホラー苦手な人も見れるかも?

サマー・オブ・84 4.5点

スケアリーストリーズと同じく、少し古い時代の仲良しな少年たちが主人公の映画。でもホラーというよりサスペンスとかサイコホラーに近い感じ。何より終わり方というかラストがかなり驚かされる形になっているから、はいはいいつもと同じね、スティーブンキングかぶれね、とはならない。寧ろこの80年代ノスタルジーのアメリカ映画は擦られすぎてるからこそ、どこか一捻りは当たり前になっているのかもしれない。終わり方はしっかり完結しているものの続編を匂わせている感じだけど、個人的には絶対に続編は作らないでほしいと思う。

呪われた死霊館 1点

悪魔祓い的なことが出来るって嘘をついていた奴らが本当に見ちゃうっていう設定はまああるあるだけど面白い。殺すうえでキャラの掘り下げをしたかったのだろうけど、ホラーパートとドラマパートの尺のバランスが悪くてどっちつかずみたいな感じになっていたから何かキャラが死んでもどうとも思わないし、怖さもどちらかと言うとグロ寄りだからそんなに怖くもない。何より後半のラストは、滅茶苦茶あるあるなのに監督や脚本家がこれは予想できないだろってほくそ笑みながら書いている姿が浮かんでいっそ滑稽だった。ただ口が縫われてる幽霊は気持ち悪かった。

グーニーズ 3.5点

恐らく定番になっている少し古い時代の仲良しの少年たちのベースになっている作品かもしれない。何よりもスピルバーグが製作総指揮を務めているから、演者やストーリー、構成などに外れはほぼない。でも、CGやら演技やらと、どんどん進化を遂げている映画において、若い人が見ると少し面白味にかけるかもしれない。どちらかというと中年からそれ以上の人が懐かしいなと、80年代を思い出しながら見ている印象がある。でも80年代の映画の割にはセットとかがしっかりしているから、全く見れないわけでもないし、ちゃんとわくわくするから十分人にお勧めできるレベル。

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