今週見た映画　12/20～12/27

くるみ割り人形と秘密の王国　1.5点

ディズニーの割に話題にならなかった映画だけど、かのインターステラー、マーフィ役のマッケンジーフォイが出ているということで鑑賞。秘密の王国の景色はCGで美麗に描き出されている割にそこまで真新しさはないし、物語の展開も中だるみが激しいのか結構だるい。マッケンジーフォイが好きだから最後まで見られたけど、多分役者が違ったら途中で見るのを辞めている可能性があったと思う。

パイレーツオブカリビアン　呪われた海賊たち　4.5点

映像良し、音楽良し、脚本良し、設定世界観良しと三部作の始まりとして最高のスタートを切っている今作。ジャックスパロウという最高のキャラクターを世に出したというだけで大功績なのに、呪われた金貨の仕掛けとか、ジャックの対をなすウィルとエリザベスのコンビの物語におけるうざったさがさ最高に感情を揺れ動かされて気持ち良い。パイレーツオブカリビアンあるあるの不安定な場所での剣戟もカートゥーンアニメを見ているようで面白いし、本当に一切文句のつけようがない作品。

パイレーツオブカリビアン　デッドマンズチェスト　4点

三部作の内の二作目ってのは大抵落ち込むイメージがあるけど、ちゃんとそのハードルを越えてきてくれる一作。デイヴィージョーンズやクラーケンなど現存する海賊たちの伝説が登場し始めたのもこの作品からで、そういった史実？に基づいているっていうのがより一層物語を引き立たせているのは確か。ラストの終わり方は良くないと思うけど、ワールドエンドへの布石だと考えれば十分許せる。

パイレーツオブカリビアン　ワールドエンド　4点

三部作最終章に最も適していると言える作品。大航海時代後半の女王からの恩赦による海賊同士の争いじゃないけど、そういう海賊の利害でしか物事を考えない懐の読めなさとか、ウィルが最後にダッチマンの船長になるくだりとか何をとっても最高の一言に尽きる。大戦争感が滅茶苦茶ワクワクするし、戦いながら結婚式を挙げるあのシーンも格別。でもいかんせん長い。サオフェンとかあまり感情移入できないし、海賊長たちも下手にキャラを立たせようとしすぎて滑ってる感が否めないから５点には満たずって感じ。