今週見た映画 12/13~12/19
トゥモローランド 4.5点
ディズニー冒険スペクタクルは言わずもがな冒頭の引き込みが滅茶苦茶面白い。ジャングルクルーズしかり、センターオブジアースしかり。このトゥモローランドもその面白さは健在で、ケイシーとフランクの二つの視点から到達するトゥモローランドへの道程はもう最高の一言に限る。イッツアスモールワールドから繋がるの最高だし、ファンタジー寄りの科学がバンバン出てくるのもファミリー映画としてのディズニーを忘れていないって感じで心地よい。でも肝心のトゥモローランドに入ってからの展開が微妙。ディズニーって結構社会問題を取り上げたがる傾向にあって、今回は環境問題だったのかな。なんかワクワクから一気に現実に戻される感があって、もう少し脳死で見られる冒険アドベンチャーなら5点だったかと。
ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち 1.5点
かなり前から見たかった映画だけど、内容は思ったより拍子抜け感が強かった。子供たちとかそういう設定はかなり面白いんだけど、ストーリーとかが設定負けしているっていうか、ホラーにファンタジーにループものにとジャンルを逆に詰め込みすぎているような感じがした。もっと悪役とかを大々的に出すんじゃなくて、普通と思い込んでいる自分と奇妙な子供たちとの違いみたいなのを焦点に当てたヒューマンドラマみたいなのを見たかった。
ティム・バートンのコープスブライド 3点
ティムバートン続きで視聴。ティムバートンと言えば実写よりやっぱりストップモーションでしょといったところで、見たことのなかったコープスブライドを。ティムバートンの世界観ってところで既に充分楽しめるのと、やっぱり彼が作り出す不気味と可愛いが両立したキャラクターたちが動いているのを見るのは楽しい。ストップモーションならではの、キャラクターの動かなさというのが最近のクオリティ重視のアニメに一石を投じているようで、それも尚よし。また生の世界が暗くて灰色っぽい印象に対して、死の世界が明るくて賑やかという対比もかなり面白い。やっぱダークファンタジーはティムバートンですなぁ。
フランケンウィニー 2.5点
同じくティムバートン続きで一つ。やはり不気味と可愛いが両立されたキャラクターは健在で、今回の主役になるスパーキーはかなり可愛い。耳が取れたり、しっぽが取れたりするのがグロいではなく可愛いに見えるのも、白黒かつストップモーションという映像が織りなす技だと思う。ティムバートンは結構設定が先行しすぎて、脚本が疎かになる印象があるんだけど、変わらずこれも毒にも薬にもならない脚本と言った印象。寧ろ昨今あるような劇的なドラマでないからこそ、彼の世界が活きると思うので、そこに対する難癖は比較的少なめ。飯食いながら見たんだけど、うんこ占い最低ですわ。
シザーハンズ 4点
恐らくティムバートン×ジョニーデップの最高タッグが実現した最初の作品。映画が古いってのもあって役者の演技とか、そのシーンいる!?ってのも結構あるけど、全然見られるレベルの映画。何よりジョニーデップの表情の演技がかなり良くて、ほとんど話さないのに、エドワードの哀しさとか喜びが伝わってくるのは凄い。ティムバートンって結構ハッピーエンドが多いイメージなんだけど、シザーハンズのエンディングは心の底からハッピーエンドとは言いにくい。でもこのシザーハンズの切なさってのは結構好きって人多いと思う。ヒロインのキムがずっとどこかで見たことあるなーって思ってたんだけど、まさかの若かりし頃のウィノナライダーでビックリ。ストレンジャーシングス4期待してますよ姉さん。
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス 3点
ティムバートンストップモーションアニメの最高傑作。コープスブライドやフランケンウィニーと違って、ディズニーが関わっていることもあってミュージカルの力の入れ方は流石と言ったところ。耳に残るものから世界観にあった不気味な感じなものまで。これはサントラ購入ですかねぇ。あとやっぱりキャラクターの気持ち悪さと可愛さの共存が最高で、本来は気持ちの悪いシーンもこのキャラクターたちなら許せるのが凄い。
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