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今週見た映画 10/4~10/10

20世紀少年 <第1章> 終わりの始まり(視聴済み) 4点

YouTubeか何か見ていた時に、ふと20センチュリーボーイが流れて突然無性に見たくなって数年振り視聴。第一章の完成度は久々に見るとかなり高い気がした。何より原作の20世紀少年しかり、ビリーバッドしかり浦沢直樹は第一巻の面白さが半端ない。でも終わらせ方が下手。そういう漫画が原作だからこそ第一章のサスペンスの感じとか、これから物語が始まりそうっていうワクワク感はかなり見ていて気持ち良い。あと好き嫌いの問題もあるんだと思うけど、20世紀少年は日本人の日本人的な演技が感じられないから変な痛さとかが見ていて感じられないのが大きい。

20世紀少年<第2章> 最後の希望(視聴済み) 3.5点

20世紀少年二作目。まあ三部作の内の二作目はがちゃがちゃになるよねっていう感じ。それでもストーリーとしては一応まとまりはあるし、しんよげんのしょとかの新しい謎から少しSFに振り切り始めるあたりが見ていて第一章と変わらずワクワクさせてくれる。唐沢寿明ほとんど出ないじゃんって不満があるんだけど、カンナ役の平愛梨がかなり良い演技しているから見ていて飽きがこない。今は長友の奥さんだもんなぁ。

20世紀少年<最終章> ぼくらの旗(視聴済み)4点

20世紀少年最終章。浦沢直樹は結構ラストとか終盤がだれ気味で、それを映画でもちゃんと引き継いじゃったなと言った印象。でも散り散りになっていた仲間が集結していく感じとか、登場人物たちの成長というか老けってのがしっかりと描かれていて、家族愛とか仲間愛みたいなお涙頂戴にちゃんと引っ掛かった。黒木瞳の役が良い役過ぎてずるい。唐沢寿明もちゃんと出てきて、最後高らかに歌うシーンは伝説だと思う。ボブレノン最高ですわ。サントラかお。

ライフ 2.5点

エイリアンのリブート?みたいな作品。ジェイク・ギレンホール、ライアン・レイノルズ、そして日本を代表して真田広之とかなり力の入っているキャストで、宇宙船パニックをやったから、この俳優がそんな死に方!?みたいなのが結構面白かった。最初は『メッセージ』みたいな共存とか研究みたいな方向なのかなと思ったら、しっかりパニックホラーで、やっちゃいけないだろ!みたいなことを漏れなく全部やってくれて、死に方を楽しむパニック物としてはかなり満足できたし、終わり方も個人的には好き。でも生命体の進化の仕方がまじで最悪。最初の気持ち悪い感じで続けてくれたらもう少し評価高かったかな。

美女と野獣2017 3.5点

エマワトソンがハーマイオニーから脱却できたと確実に言える作品。この映画でのエマワトソンは可愛いハーマイオニーではなく、明らかに綺麗で美しいベルそのものであった。何よりCGが凄いから見ていて映像に飽きがこない。大本の流れは天下ディズニーが作り上げただけあって、ストーリーのクオリティも高い。感性が男だから愛に救われるみたいな話を敬遠してたんだけど、もっと早くに見ておくべきだった。ディズニー行きてー。

美女と野獣1992 4点

やっぱりディズニーは実写でもCGでもなく手書きアニメーションだなと痛感した。まるで絵画のような背景で可愛いキャラクターたちが動き回る様は、まじでディズニーが世界一になるべくしてなったという実力をまざまざと見せつけられる。野獣の造形もかなり良いし、各シーンのカートゥーン調のアニメタッチも最高。エマワトソンを見た後にアニメベル見ると少し物足りないけど、92年の作品と思うと語彙力が無くなって凄いとしか言いようがない。

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(視聴済み)5点

劇場版クレヨンしんちゃんの中で一番面白いと思っている作品。年齢を重ねるにつれて印象が大きく変化する映画で、成人した後に見るとよりこの映画の作り込みというかシナリオや構成、演出の緻密さに感動を覚える。度々ノスタルジーという感情が人間にとってどれだけ凶悪であるのかということをnoteに書くことがあるが、そのノスタルジーの恐ろしさをまざまざと描いた作品であることは確か。オート三輪で、一人自らの靴の匂いを嗅いで懐かしさに抗うヒロシのワンシーンは圧巻。

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