今週見た映画 9/6~9/12
アンフレンデッド 4点
やっと見れた挑戦作。全ての映像が主人公のパソコンのスクリーンだけで完結しているホラー映画。どちらかというとPOVに近い臨場感があって、映っている部分しか見ることが出来ず、登場人物たちと同じ目線で恐怖体験を感じることが出来るから恐怖度はかなり高め。でもキーとなる幽霊辺りの設定が少しガバってて、撮影方法だけが先行したかなって印象。
アンフレンデッド ダークウェブ 4点
アンフレンデッドの撮影方法のみを踏襲した続編。登場人物たちは前作と全く関りがないのが、「続編は面白くない」というある種の法則を乗り越える切っ掛けになっているかと。今回は幽霊ではなく、ダークウェブを根城にしているハッカーによって恐怖に陥らせられるから、より現実感が増している。やっぱ人間が一番怖いんですよ。
TIME 2.5点
SF特有の突飛なディストピア感がかなり心地良い。コーヒーの値段が三分とかの設定の細かさというか、落とし込みはかなりよくできていると思うけど、逆に変にアクションにしたせいで少し設定が置き去りにされている感がある。もっと淡々と時間=通貨をヒューマンドラマ的に描いてほしかった。吹き替えはヒロインが最悪なので字幕で見ましょう。
コンジアム 2.5点
最近の韓国映画のクオリティはかなり驚かされる。設定とかPOVの感じとかはかなりよく出来ていて、見ていて気持ち良い。でもどこか幽霊とかの設定が中途半端感が否めなくて、精神病院を探検に行ったらで起きそうな心霊現象しか起きないのが残念。これならグレイブエンカウンターズもう一回見た方が良かった。
仄暗い水の底から 4点
リング、呪怨、着信アリと一世を風靡したジャパニーズホラー代表作の一本の凄さをまざまざと見せつけられた。ホラーはもちろん視聴者を怖がらせてなんぼってのはわかるが、ある種のミステリー要素があった方が世界に引き込まれると思う。それをうまくやっているのがこの仄暗い水の底からで、親子の日常に少しずつ干渉してくる未知の存在が、最初から幽霊として出てくるより全然恐怖を掻き立てる。
あと、最後に出てきた水川あさみを見て、女性の美しさの成長の凄さを痛感した。
犬鳴村 1点
これ描いたの本当に清水崇!?ってなるくらいに酷いホラー映画。どちらかと言えば犬鳴村という都市伝説が心霊スポットの代表例として独り歩きしすぎているから、題材にすること自体難しいんだろうなとは思ったけど、それでも酷い構成だったと思う。何より昨今のホラー映画は心霊現象とかに理由を付けようとしすぎなのが冷める。別に説明がつかないで良いのに。
グリーンインフェルノ 3点
知る人ぞ知るイーライ・ロスが描いたんだろうなってのがひしひしと伝わってくる作品。人がグロく死ぬシーンとか観たいと思って、イーライ・ロスを見ると大抵失敗しない。でもグリーンインフェルノはイーライ・ロスの中では比較的優しめ?かなと思った。どちらかというとホラーより社会思想が前面に出ている作品だからか、食人族も舞台装置としての役割が強く感じられるため、脳死で人が切り刻まれるのを楽しく見られる作品ではない。ただグロを楽しみたい人は同監督のホステルを見よう。
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