誰かが喜ぶところをイメージしながら楽しんで副業をしよう!
高いスキルを持ち、副業/兼業ができる働き先を探す人材やフリーランスが集まる「クラウドリンクス」。これまで多くの人材が新たな職場を見つけ、収入の増加だけでなく本業だけでは得られないスキルや経験を習得しています。
今回は、クラウドリンクスを利用して時間を有効活用できるようになったという、株式会社Sun Asterisk勤務の生井様にお話をうかがいました。
《マッチング事例人材:生井勇祐様》
今までのご経験を簡単に教えてください
生井:大学では電気電子工学を学び、新卒でピジョン株式会社に入社。一般的なイメージとしては、電気電子工学とは結びつかない企業かもしれません。ただ、私が価値を置いていたのは「技術がどう使われるか」よりも「技術を使ってどのような体験が提供できるか」という点です。社会的な課題感のある育児の分野で、必要とされるものを作りたかったんです。
商品開発の仕事では、商品企画・マーケティングリサーチなどの上流工程に携わっていました。商品が発売されるまでの一連の流れに関われたことは、キャリアとしてよかったと思います。
3年半勤めた後、ITも活用する形でプロダクトや事業に携わりたいと思い、株式会社LIXILに転職。新規事業開発の部署に配属されました。念願だったIoTを活用したビジネスに携わり、UI/UXデザインやプロダクトマネジメント、アーキテクチャの設計などの工程を担っていました。転職によって、仕事内容がITにもコミットし始めて、やりたいことができるようになりましたね。今年の3月には株式会社Sun Asteriskに転職して、現在に至ります。
副業をしようと思ったきっかけを教えてください
生井:以前からレザークラフトが趣味で、作品をマーケットプレイスやイベントに出店するなど、副業に近いことはしていました。こうした本業以外の活動をさらに広げたいと思ったのは、コロナ禍で在宅ワークがメインになってから。通勤の時間がなくなって、余裕ができた時間を「有効活用したい」と思ったのがきっかけです。
それで始めたのが動画編集。本業とは直接的には紐づかないんですが、UI/UXデザインの仕事に通じる部分はあるかなと。1つの体験をイメージできるようなビジュアル作りをしてみたかったんです。動画の編集は、依頼人が求めているイメージを編集で表現しないといけない。そこが面白いかなと思います。
動画編集のやり方は、YouTubeや書籍で学習。そこからポートフォリオを作って、クラウドワークスで案件を探していきました。最初の仕事を獲得するのに、それほど時間はかからなかったですね。結果として、編集した動画の数は20〜30本くらい。動画1本編集するのに数時間〜半日はかかります。1週間に1本くらいのペースで、仕事が終わった後や土日に作業していました。
次に始めたのは、プロダクトマネージャーやプロジェクトマネージャーの副業。自分のキャリアも考えて「本業にも活かせるかな」と思いました。今も2件のプロジェクトを抱えています。本業のプロジェクトとはフェーズや課題内容が違いますが、取り組む姿勢は同じですね。
副業をする上で不安なことはありましたか?
生井:最初に副業の仕事を見つけるのはハードルがありました。「どこで探せばいいんだろう?」っていうのが分からなかったので。それで検索サイトから探して、いろんなサイトを見て回りました。結果としては、クラウドワークスに出会えたので、そこまで苦労はなかったですね。
あとは、クライアントとの契約の内容には気をつけました。契約書の法務的なチェックを自分でやらなければいけなかったので。それでも、本業で様々な業者との業務委託契約書をチェックした経験が活かせたと思います。
副業をしてよかったと思うことは何ですか?
生井:自分の知見が色々と増えていったことがよかったと思います。動画編集で学んだのは、「どういう観点が必要でどういう流れで動画を作っていけばいいか」ということ。本業においても、UI/UXをデザインする時に動画編集の経験が活かされています。「どのようにユーザーストーリーが展開していくか」を具体的にイメージできるようになりました。
プロジェクトマネージャーの副業では、プロジェクトの進め方のレパートリーが増えて、仕事での不安感が減りました。場数を踏めたので、「こういう時はこういう風に対処すれば上手くいくな」と解決策のイメージができますからね。
あとは、時間の使い方が上手くなりましたね。以前はダラダラと一日を過ごして、気づいたら「もう寝る時間だ」なんてことも。副業を始めてからは、時間を有効活用して生活にメリハリがつくようになりました。忙しくても自分の時間を作り出すために、段取りを常に考えています。作業を始める時ではなくて、通勤やトイレなどの隙間時間を活用して頭の中で組み立てていますね。
これから副業を始めたい皆様に一言
生井:副業を「仕事」として捉えない方がいい。辛くなってしまいますから。楽しいことを仕事にするのって難しいですが、要は捉え方次第だと思います。例えば物を作るにしても、「誰かに見てもらいたい」といった目的がありますよね。「誰かが喜ぶところ」や「誰かが幸せになるところ」をイメージしながら仕事をすると、苦ではなくなります。副業は「自分にとっても社会にとってもプラスになる」と捉えると、取り組みやすくなりますよ。
私は働き方に関しては、ライフアズワークの考え方なんです。「私生活と仕事」で分けるのではなくて、仕事を趣味に近いものと捉えています。仕事だから仕方なく働くのではなく、人生の目的達成のために何をすべきかを考える。結果として、仕事もストレスなく楽しめるようになりますよ。
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