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人は行き詰まると北へ向かうのか?群馬県立館林美術館へ行く

この言葉は建築家の内藤廣さんが語った言葉。

果たして自分にもあてはまるのでしょうか?

ちなみに今の私は仕事で行き詰まっています。。

そんな私が向かったのは自分が住んでいる場所よりも北にある群馬県。群馬県立館林美術館を見たいと思い向かっていました。

この言葉は正しいかもしれません笑

私がこの美術館をはじめて訪れたのは今から15年前で、大学の単位をすべて取り終えた大学最後の春休みのときでした。

大学の建築学科には卒業設計という課題があります。(建築学科では一番のイベントかもしれません。)

当時の私は卒業設計に挑むも何の賞も取れずに打ちひしがれていて、「いったい建築ってなんなんだろう?」という答えを知るために訪れた建築でした。

※当時もやっぱり私は行き詰まると北へと向かってますね笑

あのときから15年。
再び訪れた群馬県立館林美術館。
今の自分は当時の自分が思っていた理想の自分になっているのだろうか?

残念ながら完璧とは言えないまでも、半分くらいは目標達成していることに気づきます。

ちなみに当時の自分は将来叶えたいことリストみたいなものをつくっていました。

ギャルと付き合いたいとか、高級車に乗っているとか、会社の社長になりたいとか、結婚してこどもがいるとかそんなことを10個くらい書いていました笑
男の欲望丸出しです(~_~;)

そして変わらないものも一つ見つけました。

それは「建築が好き」ということ。

建築設計は大変な仕事です。
嫌になることもたくさん起きます。
でも好きだから続けられる。
それがわかっただけでもうれしい発見でした。

そして群馬県立館林美術館は美しい建築です。

美術館正面より

そろえられたタイルやガラスの目地。

ガラス目地は柱で隠れるように配置されています

極限まで細くした柱。

細い柱のおかげで繊細で開放的な空間でした

ビスの見えない手摺。

ノイズの少ない手摺

エントランスホールではガラスも限界まで大きくした一枚ガラスを用いることで目地を減らし視覚的ノイズを無くしています。

開放的なエントランスホール

意外と気づきませんが、エントランスホールは柱の見えない無柱空間です。

こちらの美術館の庭園にあるベンチで腰をかけて過ごした穏やかな時間は、なにものにも変えられない素敵な時間でした。

これでまた仕事を頑張れそうです^_^

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