見出し画像

ウディタ用RPG製作日記-ドット絵編-


【1】はじめに

 私は2016年に統合失調症を発症し、2023年寛解後、絵が全く描けなくなった。それは2024年現在でも続いている。その事は私が統合失調症になってから、被害妄想で攻撃的な発言を行い、多くの善意の方や身内を傷つける重大な過ちを犯してしまった事の次にショックな出来事だった。

 そんな時、ふとドット絵を描いてみようと思った。ドット絵は際限なく書き込むことのできるデジタル絵と違い、一定の制限のあるピクセル内でどれだけ上手くデフォルメできるかの世界で、絵が描けなくなった私には、やりやすい作業だったのだ。
 そこで、ゲームを作ってみようと思いついた。創作でマンガや小説のプロットを温めてきたが、絵が描けない今、漫画を描くのは絶望的になった。しかし、ゲームならばプロットをゲーム内テキストとして書き起こすこともでいるし、プレイヤーが能動的に情報を集めて、その情報を組み合わせることで、プレイヤーの中である一つの真相に誘導したり、独自に解釈してもらう事の出来る、遊びの世界だ。

 私は元々ゲームが好きで、特にドット絵が主流だった頃のRPGはかなりやりこんだ。プレイヤーとしては一般の域はでないけど、その思い出を懐かしむ意味でも、創作を一つの形として残しておく意味でも、ゲームはこの中途半端なプロットのやりどころに良いのではないかと思った。
 無論膨大な時間のかかる作業が待っている事は間違いないけれど、絵の情熱のなくなった今、そして統合失調症で殆どの人間関係が失われた今なら、何年かかけてゲームを作る事もできるかもしれない。

 私は発達障害も併発していて、ADHDの特有の飽きっぽさで途中で投げ出してしまうかもしれないけど、開発記録として残しておきたいと思う。

【2】ドット絵製作


 ゲームで重要なのはシステムとグラフィック、音楽だと思う。
 グラフィックはゲームの世界観を示す意味でも欠かせない要素だ。

 ゲーム製作で使用するソフトはSmokingWOLFさんのWOLF_RPGエディターだ。

 ウディタを弄った事のある人はきっとわかると思うが、ウディタはサンプル用のゲームが予め備えられている。
 私は全くの初心者で使い方はこれから勉強する身なのだが、ドット絵の製作は少しだけ慣れているので、まず最初にドット絵の素体を作ろうと思った

 過去に製作したドット絵は既にいくつかある。

 48×48のドット絵と32×32のドット絵だ。
 昔は32×32のドット絵でポケモン風のRPGを作ろうと思い似た様な頭身にしていた。

 もっとドット絵の表現の幅を活かしたいと感じ、思い切って48×48サイズのドット絵にチャレンジする事にした。

 今日、製作したのは、48×48の男性の素体のキャラチップだ。クロノトリガーや魔導物語のドット絵の頭身を参考に作ってみた。


 4方向で5枚のドット絵が歩くときに表示される。

 48×48を1マスにするにあたってまず苦労したのが、マップチップを48×48サイズに合わせる事だった。サンプルゲームを使って上記のドット絵がどう動くかテストプレイするには、サンプルで使用されるマップを48サイズに合わせる必要があり、マップチップの横のサイズを368まで伸ばさないといけなかったし、48×240のオートマップタイルを最低4つ用意する必要があった。

 それを完了してなんとかテストプレイで動かすことはできた。

 まだまだ先は長いけど小さな一歩を踏めたと思う。明日は女性のキャラチップを作ろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?