アジアハイウェイ3号線 AH3 南半分
アジアハイウェイ3号線は北はロシアのブリヤート共和国から始まり、
モンゴルゴビ砂漠を抜けて、
北京からさらに天津の塘沽まで続き、一旦そこで北の半分は終わり、
続きの南半分は上海から始まる。
終わりは中国の景洪ジンホンでミャンマー方向とラオス方向に分岐する。
この旅程では景洪からラオスに抜けるルートをルートA、
景洪からミャンマーに抜けるルートをルートBとする。
最終的にはどちらのルートもタイのチャンライに辿り着く。
おさらいとして、アジアハイウェイとは何かを確認したい方は↓。
中国・ミャンマー国境は打洛・モンラ。
中国・ラオス国境は磨憨(モーハン)・ボーテン。
ミャンマー・タイ国境はタチレク・メーサイ。
ラオス・タイ国境はバーンフエーサイ・チェンコン。
さてアジアハイウェイ3号泉の南半分の出発だ。
上海を出発し、高速で杭州へ。ここはトンポーローが美味い場所。
中国最大の仏教寺院の霊隠寺や西湖も見逃せない。
写真で見るように杭州湾と河口で水の色がはっきり分かれているのはgoogle撮影の時期による差なのか。
距離176km、走行時間2時間14分。
2日目の道程は少々長い。
休憩を含めると8時間の行程だ。距離で言えば、東京盛岡間とほぼ同じ。
距離545km、走行時間6時間2分。休憩2時間。
観光スポットで中国らしいのが南昌之星という中国最大の観覧車。
なにせ一番高いところで160mなので強風が吹こうものなら。。。。
距離378km、走行時間4時間17分。
ここ湘潭市は初代中国共産党国家主席である毛沢東の出身地。
2024年の全人代が閉会したが、李首相のスタンスは強硬的に見える。
前首相の李克強は去年の10月に亡くなったが、黒い噂は絶えない。
中国の経済は最近芳しくない。→そのマネーが日本に流れてきて日経平均が過去最高になっているニュースはあちこちで見聞きする。
スーパー勉強してきた北京大学や清華大学の学生でも就職活動に苦戦するそうだ。
小さい頃からずっと勉学に苦戦し、やっと報われると思いきや、ここでも社会に翻弄される。
距離202km、走行時間2時間48分。
湖南省までやってきた。だいぶ雰囲気も変わってくる。
ここはチワン族などの少数民族も生活している。
距離619km、走行時間7時間41分。
貴州省の省都である貴陽市までやってきた。
ベトナム系のプイ族、自称モン族のミャオ族などの少数民族も生活している。
距離516km、走行時間6時間17分。
ちなみに中国もここまで南下してくると民族もだいぶ東南アジア系になる。
宗教も土着の信仰が浸透しており、同じ中国と言っても文化圏はだいぶ異なる。
昆明は雲南省の省都であるが、個人的には大理(ダーリ)には寄り道したい。
ペー族の大理(ダーリ)からナシ族、プミ族、イ族の麗江(リージャン)、
さらに北上して目指すはデチェンチベット族の香格里拉(シャングリラ)。
ちなみにシャングリラは昔は別の名称だった。
距離521km、走行時間6時間24分。
ついに中国の最南端の省である雲南省、西双版納(シーサンパンナ)自治州にある景洪という街はジンホンと読む。この先はラオス経由でタイに入るAルートとミャンマーからタイに入るBルートに分かれる。
ルートの名称は便宜的に私がそう呼んでいるだけで、公式名ではないのでご注意を。
まずはルートA。
距離179km、走行時間2時間30分。
一応国境を越えるまでは中国なので文化的にはもう十分に東南アジアだが、漢字表記も存在する。 磨憨(モーハン)。
距離328km、走行時間6時間28分。
フエーサイがラオスとタイの国境の街。
お次は景洪ジンホンに戻ってルートBを辿る。
距離119km、走行時間2時間34分。
距離94km、走行時間2時間18分。
距離218km、走行時間4時間27分。
タチレク・メーサイがミャンマーとタイの国境の街だ。
アジアもEU(EUROPA UNION)みたいに国境の協定を結べて通貨も同じだったら
どんな現象が起きるだろうか。
EUのように英語がある程度共通言語として通用すれば相互理解もスムーズだろうが、
アジアには共通言語はないのがいちばんのネック。
名前も一筋縄には行かなそうで、
例えば(ASIA UNION)でAUにしてしまうと、
これだどアフリカ連合のAU(AFRICA UNION)と同じなってしまうので紛らわしい。
ASEAN(ASSOSIATION OF SOUTH EAST ASIAN NATIONS)の東南の部分を外して
AAN(ASSOSIATION OF ASIAN NATIONS)とかかな?
アジアハイウェイ3号線南半分
ルートA経由:総距離3464km、総運転時間44時間41分
ルートB経由:総距離3567km、総運転時間45時間02分
(休憩や寄り道は除く)
いやあ長かった。
空想旅行も楽ではない。
アジアハイウェイ3号線南半分はこれでおしまい。
北半分の記事はこちら。
秘境の専門家である風の旅行社や西遊旅行でツアーの作成は可能だろうか。。。?