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青山2丁目交差点とイチョウ並木の危機
国道246と神宮外苑のイチョウ並木の入り口との交差点が青山2丁目交差点。
ここは秋になると都内、都外から大勢の観光客がイチョウの鮮やかな紅葉を見に集まってくる。
神宮外苑は東京の再開発計画に伴い、神宮球場や秩父宮ラグビー場とともに、ここのイチョウ並木も再開発の対象になっている。
再開発は最終的には構想ホテルや商業施設などの複合的なエリアになるそうだ。
そんなに人を集めたい?
そんなにランドマーク要る?というのが正直な私の感想。
虎ノ門ヒルズや麻布台ヒルズが全部完成して数年後でも良いのでは?と思ってしまう。
東京は止まることのない(止められない)メガロポリスだ。
その意見とは対照的だが、そもそも神宮外苑も元々の野原だった場所を伐採して今のイチョウ並木などを植樹したとのこと。
明治神宮外苑は、明治天皇の崩御をきっかけに国が整備した内苑とは対称的に、渋沢栄一氏らが大衆の集う庭園となることを目的に(大正15年に)「民間主体」で国民からの献金、献木、勤労奉仕などによって造られました。
神宮外苑には、自然な森を100年かけて造ろうと全国の広葉樹や針葉樹など多様な樹種を混ぜ、高木、中木、低木など10万本の木が植えられました。さまざまな人の思いの込もった森が、100年後の今やっと出来あがろうとしている時に伐採されようとしているのです。
これは持論でかつ極論だが、
文明開化と自然破壊は両立できるとは私は思っていない。
便利と引き換えに自然を必要以上に使うのだから。
人間などいない方が自然のまま。
というと、人間は自然から超越した存在ということになって、
それはそれで烏滸がましい。
人間がいる、開発する、住みづらくなる、その一連もまた地球規模で見れば、
ただの自然に過ぎないのかもしれない。
前置きが長過ぎた。
いつもの交通注意点情報に移ろう。
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右折は渋谷方向、左折は赤坂方向。特に注意点はない。
新緑が綺麗だ。
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次は246上り方向。
左折するとイチョウ並木を楽しめる。秋の紅葉シーズンになるとひっきりなしに歩行者がいるので左折が大変になる。
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最後の246下り方向。
右折が神宮外苑で千駄ヶ谷に抜けられる。
他には首都高4号新宿線の外苑入口へのアクセスもここからがいい。
注意点は以下の写真を見てもらいたい。
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右折用の右矢印がない。
でも全体は赤信号で直進のみ進行ができるという信号の状態。
このあと、直進矢印が消えて、ただの青信号になる。
(この時、対向車線は赤信号になっているので、車は来ない)
これで悠々と右折できる。
つまりここは時差式信号。
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初めは右折をするタイミングを伺うのに戸惑うかもしれない。こちらの信号が青なのに対向車が止まるのだから。
都内にはこういった時差式信号がたくさんある。
信号機の脇に補助標識があるので、気をつけて見てみよう。
それぞれの道に対応した車両用信号とそれぞれの歩道に対応した歩行者信号、
これらのシステマチックなプログラミングは音楽でいうオーケストラのようだ。
一つも崩れてはいけない。
信号のタイミング設計は誰がどうやって決めているのか気になる。
交差点によっては
〇〇したほうがいいのに…と思うとこほもある。
それでは。