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神楽坂下交差点と田中角栄の道

神楽坂下(かぐらざかした)交差点は外堀通りと早稲田通り(起点は内堀通りの平川門交差点)が交わる十字路で昼と夜で一方通行が逆転する奇異な道。
これをしたのは、かの宰相、田中角栄。

目白通り(文京区目白台で、いまの日本女子大学の向かい)に田中角栄の家(火事で全焼した事件が少し前にあった)があり、永田町まで通勤するのに江戸川橋交差点から新宿区山吹町を通り、神楽坂、靖国神社、半蔵門を通って永田町へ。

その時の神楽坂は道が双方向にしては道幅が狭いので、
通勤する朝は永田町方向への一方通行。
帰りの時間は目白通り方向に向かっての一方通行になる。

配送業者さん、ご苦労様です

まとめると・・・

0時から12時までは上り方向(都心方向)に一方通行。
12
時から13時は歩行者天国。
13
時から24時までは下方向(目白通り方向)に一方通行。

ちなみに日祝は12時から19時が歩行者天国。

ということで、日本でも稀に見る奇妙な規制の道、神楽坂。

夜になると、良さげな店で公務員やビジネスマンが接待をする。
江戸時代には花街と栄え、今でのその名残の旅館や料亭がある。
これに石畳の道が揃えば、そこはもう「ザ・神楽坂」。

一見チェーン店が並んでいるようにも思えるが、少し横の路地に入ると知る人ぞ知る店がたくさんあるらしい。

かくれんぼ横丁などは有名だ。

私は酒やいい料理にあまり興味がないので、神楽坂に赴くことはないのだが、
神楽坂は赤坂、新橋、銀座、歌舞伎町、渋谷、恵比寿といった繁華街とはまた違った個性がある落ち着いた街だ。

忘年会シーズン、神楽坂でいい店知っているよ!
となると大人としてワンステージ上がった気になれること間違いなし。

それでは。

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