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「カレンダーできました」 Map World Column #003


美しい風景や懐かしい街並み
地図を片手に歩いてみると
そこにある歴史や暮らし
それまで見えなかったものが見えてきます


地図柄グッズのクロスフィールドがお届けするコラム
今回は番外編で「Map World Calendar 2025」の紹介です。


毎年恒例のカレンダー

地図柄スマホケースとアパレルの店「クロスフィールド」は毎年年末に向けて本業そっちのけでカレンダーを制作します。

当初はスマホケースの景品として用意していましたが、試験的に販売してみたところ購入されるお客様もいらっしゃり、最近ではリピーターさんも増えてきて嬉しい限りです。

今回はそんなカレンダーの内容をご紹介してみたいと思います。

その素晴らしい景色には、理由(わけ)がある。

Amazonなんかでカレンダーを検索すると、いわゆる絶景カレンダーなるものがたくさんヒットして人気であることがわかります。

クロスフィールドのカレンダーももちろん絶景カレンダーの一つではあるのですが、単なる「富士山!」とか「紅葉!」ではなく、クロスフィールドらしく地図を合わせてみることで歴史や背景を知り、写真に深みが増す仕掛けとなっています。

そんなカレンダーのコンテンツを、クロスフィールドの商品を交えていくつかご紹介してみましょう。

6月:函館/北海道

世界三大夜景とも称される函館の夜景。その美しさの秘密は独特の「くびれ」にあります。元は独立した島だった函館山は、およそ3000年前に砂州で渡島半島と繋がり現在の地形が形成されました。そして砂州の最もくびれた部分は本州と北海道を結ぶ港として栄え、その街明かりが両側から迫る漆黒の海との間に見事なコントラストを描いているのです。

Map World Calendar 2025 6月

東京の夜景はそれは明るさや規模からしても凄いのですが、とにかく明るすぎ。それに比べると長崎や函館の夜景は海が近いこともあり、地形が夜景を引き立ててくれて素敵ですね。

4月:レインボーマウンテン

クスコ市の南東50km、標高5,000mを超えるヴィニクンカ山は別名「レインボーマウンテン」と呼ばれ、2010年代になって世界に知られるようになりました。長い年月により積み重なったさまざまな地質がアンデス山脈の地殻変動により押し曲げられ、侵食により現在の山の形になりました。長い間この山を覆っていた氷河が地球温暖化の影響により溶けたことで、私たち人類はその存在を知ることになったのです。

Map World Calendar 2025 4月

缶コーヒーで聞き慣れた名前ですが、アンデスの高地に実在する風景です。温暖化で氷河が溶けて姿を現した、美しいけど素直に喜べない絶景部門でナンバー1です。

7月:タラナキ山

タラナキ山はニュージーランド北島にそびえる標高2,518mの独立峰。富士山に似たその容姿から映画「ラスト サムライ」のロケ地となったことでも知られています。山頂から半径約9.6kmのエリアは国立公園として原生林が厳格に保護されており、外側の牧草地との境界にはまるでコンパスで描いたような真円を見ることができます。

Map World Calendar 2025 7月

冒頭で富士山絶景カレンダーを否定したのになんで??という感じですが、これは別名ニュージーランド富士とも呼ばれる南半球の山。環境保護の規制によりくっきりと描かれたサークルは登別の倶多楽湖に匹敵する真円度です。

まとめ

と、こんな感じで12ヶ月。絶景とちょっとしたウンチクと共に過ごす一年間が気になった方は是非カレンダーをお手に取ってみてください!


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